経営者必見!六韜三略:竜韜

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   三国志、蜀の国、劉備玄徳の軍師、諸葛亮孔明。私が大好きな人物でもあり、目標とする人物でもあります。彼が、愛していた部下に、馬謖(ばしょく)がいま した。ところが、彼がある戦いにおいて、致命的なミスをします。軍令通りに戦って、負けたのであれば、「勝敗は兵家の常」で許されるのでしょうが、孔明の 命令を無視し、ミスを犯してしまいます。軍令違反です。孔明は、馬謖を死罪にしました。死罪にしたあと、泣き崩れました。後継者として考えていた人物でし た。これが有名な「泣いて馬謖を切る」です。
 今日の六韜三略は将威篇。将が威信を確立するための条件を述べています。信賞必罰の方法です。今の会社は、個人を尊重しすぎてうまくいかないことが多々あります。特に地位ある人に対して。
武王(以下、武)「将たる者は、どうすれば威信を確立し、明知を発揮することができるのか。どうすれば軍令を貫徹することができるのか」
太公望(以下、太)「威信を確立するには、地位の高い相手でも罪を犯せばあえて誅殺せねばなりません。明知を発揮するには、地位の低い相手でも、手柄をた てればもれなく表彰しなければなりません。また、軍令を貫徹するには、罰則の適用が公平かつ妥当なものでなければなりません。ですから、一人を誅殺し、一 人を賞しただけで万人が喜ぶような相手に賞を与えるのです。
 誅殺するのは相手の地位が高いほど効果があがり、賞を与えるのは相手の地位が低いほど効果があがります。要路の高官を誅殺するのは、刑が上の者にまで及 ぶことを意味し、牛飼いや馬丁、車夫に賞を与えるのは、賞が下の者にまで及ぶことを意味します。刑が上に及び、賞が下に及ぶ。これこそ、将たる者の威信を 確立する道にほかなりません」

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このページは、宝徳 健が2007年4月16日 02:48に書いたブログ記事です。

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