教育勅語解説

| コメント(0) | トラックバック(0)
   聖徳太子は、「和をもって尊しとなす」とおっしゃっています。これは、何の努力もせずに、自分のことしか考えてない人間が、まあ、そこそこ仲良くしなさいと言っているのではありません。この言葉は、まさに武士道の真髄である「背私向公(はいしこうこう)」を述べています。常日頃自分を鍛え上げて、いったん国家に有事があれば、身を投げ捨てて国家を守るということです。今の私たちには信じられない感覚です。国からしてもらうことばかり考え、国家に貢献することはまったくといってよいほど考えない。こんな感覚では国はつぶれるでしょう。教育勅語の精神は、国家のあり方の精神です。今、私たちにほんとうに大切な精神だと考えます。
 今回は、「進デ公益ヲ広メ、世務ヲ開キ、常ニ国憲ヲ重ンジ、国法ニ遵ヒ」です。
   前回は、「学問を修め、業を習い、智能を啓発し、特性を涵養し、国家に有用な人になりなさい」でした。

 このことと同時に、さらに進んで、公衆の幸福を計り、世の中に必要な事業を興して、一般国民の生業を開きなさい、と表現されています。これは、前の「博愛、衆に及ぼし」の精神と一致します。

 そして、国民として国家に尽くす徳は、国憲を重んじて、国法に遵うこととなります。国民の三徳とは、次回出てくる、「義勇公に奉ず」とこの「国憲を重んじる」「国法に遵う」の三つです。

【所感】
 私たち事業家が事業を興すのは、この精神にあると言えます。ただし、三徳も忘れてはなりません。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.soepark.jp/mot/mt/mt-tb.cgi/2565

コメントする

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 4.261

このブログ記事について

このページは、宝徳 健が2007年5月22日 05:01に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「ポケモンカード(5月20日の日誌)」です。

次のブログ記事は「ひよこクラブ(5月21日の日誌)」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。