本の言葉と自分の生き方を検証する

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   稲盛和夫氏の「生き方」からです。p135から始まる六つの精進です。いくつもこのような本を読み、本を書いた方の生き方、または本の内容に学びました。
 わかってはきました。でも・・・。
   これを実践するには、何が必要か。ただひとつ、自分の覚悟だけです。欲に負ける自分をなくしさえすれば、どんなことでも実現できるのでしょう。この 世の中にたくさん人間がいて、「何も考えない人」「この事実に気付かず責任転嫁をしたり手法にたよったりする人」「気付くけどできていない人」「気付いて できる人」に分類されるのでしょう。悔しいな~。
 6月は今のところパーフェクト。これをじっくり続けたら、何かが出てくるかもしれない。いやきっと出てくる。
 この本の今回の章のテーマは、「生まれてきたときよりも少しでもいいから美しい心になって死んでいくこと」です。「生まれたときよりは死ぬときのほうが 少しは進歩した、少しは心が磨かれたという状態。それは、身勝手で感情的な自我が抑えられ、心に安らぎを覚え、優しい思いやりの心がしだいに芽生え、わず かなりとも利他の心が生まれるというような状態です」とかかれてあります。

 稲盛氏は、これを実現するために六つの精進をなさっていらっしゃいます。

①誰にも負けない努力をする。
 人よりも多く研鑽する。また、それをひたむきに継続すること。不平不満をいうひまがあったら、一センチでも前へ進み、向上するように努める。
②謙虚にして驕らず。
 「謙は益を受く」という中国古典の一節のとおり、謙虚な心が幸福を呼び、魂を浄化させることにもつながってくる。
③反省のある日々を送る。
 日々の自分の行動や心のありようを点検して、自分のことだけを考えていないか、卑怯な振る舞いはないかなど、自省自戒して、改めるよう努める。
④生きていることに感謝する
 生きているだけで幸せだと考えて、どんな小さなことにも感謝する心を育てる。
⑤善行、利他行を積む
 「積善の家に余慶あり」。善を行い、他を利する、思いやりある言動を心がける。そのような善行を積んだ人にはよい報いがある。
⑥感性的な悩みをしない
 いつまでも不平をいったり、してもしかたのない心配にとらわれたり、くよくよを悩んでいてはいけない。そのためにも、後悔をしないようなくらい、全身全霊を傾けて取り組むことが大切である。

 さっそく手帳に書いておこう。人類は、もう何千年も生きています。なのに、この真実・真理を実践できないでいます。科学技術がいかに進歩しても。いや、進歩すればするほど、この真実・真理を忘れてしまうのかもしれません。

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このページは、宝徳 健が2007年6月 7日 04:47に書いたブログ記事です。

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