経営者必見!六韜三略:虎韜

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  動静篇です。太公望や諸葛亮孔明の戦術には、しばしば、わざと敗走させ、敵軍を戦いやすい地形に誘い込み、伏兵に襲い掛かるというものあがります。劉邦と項羽の最後の戦いのときも、韓信が、項羽をなんとか有利な地形に誘い込もうとわざと軍を敗走させます。
 敵の得意とするところではなく、自分の得意とするところで戦うためには、負けたと見せかけることも大切だということです。経営の心理戦もそうですね。
 まあ、かなり実力がないとできない戦法ではありますが。

武王(以下、武)「軍を率いて諸侯の領内深く進攻し、敵軍とぶつかって、間近に対陣 したとき、軍勢の数も強弱も互角で、容易に仕掛けられなかったとする。このようなとき、敵の将軍を恐怖させ、兵士を不安におとしいれて動揺を誘い、前軍は 後ばかり振り返り、後軍は逃げ出すことばかり考えている、そんな状態にさせておいてから、すかさずどっと攻め立てて敗走させたいと思う。なんぞよい策はな いか」

太公望(以下、太)「そのようなときには、まず一軍を繰り出してか敵陣から十里手前の両側に伏せ、さらに戦車と騎馬を出動させて敵陣から百里のところで前後に散開させておきます。そのうえで、旌旗(せいき)と金鼓をふやしておきます。
 こうしておいてから伏兵が金鼓を打ち鳴らして喊声をあげて一斉に襲い掛かれば、敵の将軍は恐れをなし、兵士もあわてふためいて統制を失い、互いに助け合おうともしません。こうなれば必ず破ることができます」
武「敵の地形は、両側に伏兵をおくのに適していないし、戦車や騎馬をその前後に進出させるのにも適していない。敵がわが方の作戦を察知して固めてしまえば、わが軍の兵士は戦意を失い、将軍も恐怖にかられるであろう。これでは戦っても苦戦を免れない。どうすればよいか」
太「ごもっともなおたずねです。そのような場合は、戦いを始める五日前に、物見を出して敵の動静をさぐらせ、来襲を察知したら、敵にとってもっとも不利な 地形を選んで伏兵をおいておきます。そのさい、旌旗は遠く離し、わが軍はさも手薄であるように見せかけるのです。そうしておいて、敵の前面に撃って出て戦 い、頃合を見て逃げ出します。三里ほど逃げたところで、金鼓を鳴らして止まり、また反撃します。同時に、伏兵も起って左右前後から攻めかかります。こうし て全軍が一斉に猛攻を加えれば、必ず破ることができます」
武「よくわかった」

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このページは、宝徳 健が2007年7月23日 04:27に書いたブログ記事です。

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