年金がようわからん⑨:年金分割③

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 さあ、小野小町さん、いよいよ離婚か。恋人の光源氏さんに相談しています。
小「ねえ、光ちゃん。いざ、離婚というときに備えて、年金分割の具体的な手続きの流れを教えてよ」
光「教えてあげるけど。離婚はしないでね」

小「何よ。そんなに私と結婚するのがいやなの?」
光「そういうわけじゃないけど、いろいろと大変だから。」
小「いいから早く教えてよ」
光「(男はたまらんね。汗水たらして働いて、その間に小町さんみたいな女の人は、観劇したり、エアロビクスに通ったり、豪華なランチに行ったり。挙句の果ては、旦那は離婚で捨てられるか~。あ~あ)」
小「えっ?何か言った?」
光「いえ、何も」
小「早く教えなさいよ!」

光「三段階あるんだ。①情報の請求、②夫婦で話し合い、③分割請求」
小「じゃあ、まず、情報の提供を教えてよ」

光「離婚時にいくら年金が分割されるかについては、平成18年10月から年金事務所に『情報の請求』ができることになりました。この請求は、夫婦が共同で行っても、小町さんひとりで行ってもいいんだ」
小「それは楽ね」

光「年金手帳や基礎年金番号がわかる書類と、一人で行くときは、夫婦であることがわかる市町村の証明書または戸籍謄本を持参して、住所地の年金事務所に行くんだ」
小「それで?」

光「年金事務所に用意してある、『年金分割のための情報提供請求書』に必要事項を書き込み、窓口に提出して手続きを行うんだ」
小「それからどうなるの?」

光「『年金分割のための情報通知書』が交付されるんだ。夫婦が共同で請求した場合は、それぞれに交付されるし、一人で請求した場合は、離婚前であれば、小町さんだけに交付されるよ」
小「年金事務所にとりに行くの?」

光「窓口交付と郵送のどっちでも、希望する方で」
小「離婚した後はどうなるの?」

光「2年以内であれば、請求できるよ。この場合は、請求しない元夫にも通知書が行くよ」
小「なるほどね。じゃあ、明日は、夫婦での話し合いのことについて教えてね。またランチの時間に。旦那がいない間に、来られるからうれしいわ。じゃあ、ランチご馳走様。今から、紀貫之君とデートなの」

光「えっ?えっ? えっ? 僕が払うの?」
小「当然でしょ。男でしょ?」

光:都合よい ときだけ男に されるけど 小町は怖い 女は怖い
小:したたかに 利用するだけ 利用する それが女に 生きる道なの

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このページは、宝徳 健が2011年10月21日 15:47に書いたブログ記事です。

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