TPPの愚⑥(11月1日の日誌)

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 今日も述べましょう。昨日、読売新聞を読んだら、とにかく、早くTPPに参加という決着をつけろというロジックです。メディアは決して責任を取りません。もし、TPPに参加して結果がよくなかったら、彼らは、なんというのでしょうか。民主党、メディアは亡国の両巨頭です。しっかりと正しいことを学びましょう。
 私は学生時代の専攻は、経済学です。経済学に、デイビット・リカードの「比較優位説」というものがあります。各国が、それぞれ他国と比較して優位にある製品を多く作り、それぞれの優位であるものを輸出しあえば、全世界の効用(経済学用語で満足度)が増加する。つまり、世界はみんな裕福になるという説です。物価が下がり、品質が上がり、生産性も高まるというものです。

 TPPは自由貿易協定ですので、この説を基にしているのでしょう(でも、オバマは一般教書等の中で「自由」という言葉は一切使っていません。変なところが正直ですね。こういうことをメディアは伝えない)。

 日本がインフレ時で、物が足りないときはTPPも一考の余地があります。経済界が、TPP推進を唱えるのも、今の政権では、日本のデフレギャップは絶対に解消しないと思っているので、輸出に活路を見出そうとしているだけです。そう、日本はTPP参加を議論するよりも、デフレギャップをいかに解消するかが肝心なのです。現在約500兆円のGDPを1000兆円にするグランドデザインを描き、増えた分で世界経済をけん引する貿易協定を締結する戦略が必要です。
 
 そのためには、国債を発行し、国内に投資する。国内経済を高めるために、思い切った投資減税をする。海外の原材料メーカーをM&Aしていく、などなど、今、やるべき当たり前の策などいくらでもあります。成田と羽田をリニアで結ぶ投資もいいでしょう。科学技術にどんどん投資するのもいいでしょう。

 間抜けな民主党の為替介入など何の対策にもなっていません。国内の余剰資金を吸い上げ、円安策を作って、デフレギャップを解消する投資を行っていく。これしかありません。

 インフレになり、GDPが成長すれば、「政府の借金(国の借金ではない)」など簡単に返すことができます。その上で、消費税を上げ、貿易協定をどんどん推進していく(投資とサービスの自由化は絶対にダメですが)。なんで、こんな単純なことがわからないのだろう。TPPを隠れ蓑に、国家戦略の議論がないがしろにされています。

【11月1日の食事】
朝ごはん:野菜ジュースとゼロカロリーゼリー
昼ごはん:サンドイッチ
夜ごはん:くじらのたれ、ごはん、味噌汁、ホウレンソウ、ひじき、お酒二合

【ルーティン】

①私は毎朝、朝のおつとめをします(皇居遥拝、宗像大社遥拝、神棚拝礼):○1/1
②私は毎朝、3つの唱和をします(般若心経、教育勅語、大祓詞):○1/1
③私は毎朝、新しい暗唱を少しずつします(今は、大学と終戦の詔書を完璧に覚える):×0/1
④私は毎朝、定期クライアント先にメールします:○1/1
⑤私は毎日、手紙を1通以上書きます:×0/1
⑥私は毎日、本を5分以上読みます:○1/1
⑦私は毎日、ブログを2個以上書きます:○1/1
⑧私は毎日、仕事の書き出しをチェックします:○1/1
⑨私は毎日、予定の確認と手帳の消しこみをします:○1/1
⑩私は毎晩、三省します:○1/1
(244/310 78.7%)

【毎月やること】
 手紙 150通以上 0
 読書 10冊以上 1冊
 新規提案 20個以上 0
 新ビジネスモデルづくり20個以上 0
 士魂商才:11月号

【毎週やること】
 週計画・週検証(毎週土曜日近辺にやります)

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このページは、宝徳 健が2011年11月 2日 06:42に書いたブログ記事です。

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