不安との付き合い方

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 いつも不安を抱えている人や消極的な人に、つい「もっと積極的な考え方を持たなければだめですよ」とアドバイスしてしまいます。これは明らかにミスアドバイスです。
 
 不安の正体をよくしって、どうやった対処できるかを考えていく必要があります。今日からしばらく、不安の正体を探ってみます。
 人はいろいろなことを心配します。恋人に振られるのではないか、ひとりになってしまうかもしれない、試験に失敗したらどうしよう、外見はおかしくないだろうか、人にどう思われているだろうか、病気なんではないだろうか、お金が無くなったらどうしよう、自分は妙なことばかり考えている気がする、恥をかかされたらどうしよう・・・・・・。

 GADという心理学用語があります。日本語にすると全般性不安障害です。もっとわかりやすい言葉でいうと「もしも病」です。この病気になると、お金、健康、人間関係、安全、業績などさまざまなことに不安を抱きます。やがて自分の不安が手に負えなくなり、さらに不安になります。まさに最も病気が長引くパターンです。次から次へと悪いことばかり想像し、何もかも不安になります。そのうえ、心配ばかりしている自分に対しても不安になります。それだけではなく、眠れないことでイライラし、緊張や疲労、消化不良、大量の発汗に苦しみ、常に気が休まりません。

 これらの人たちの多くは、「自分は単なる心配性」と考え、「自分は昔から心配性だったから、これからもずっとそうだろいう」と言います。

 では、なぜ、不安を感じ続けるのでしょうか。つづく。

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このページは、宝徳 健が2012年1月 8日 10:19に書いたブログ記事です。

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