不安との付き合い方

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 「不安に対する最悪な対応」の「まったく効果のない12の方法」の中の「心配性の人は何度もじっくり考える」です。じっくり考えることが悪いの?
 「何度もじっくり考える」とは、牛が食べ物を反芻するように何度もじっくり考えることです。ここでは、それも、「過去のことにうだうだこだわること」とします。検証をして前に進むというのとは違います。

 「何度もじっくり考える」人は、うつ病や不安症になる可能性が高く、治っても再発する場合が多いといわれています。まだ男性よりも女性のほうがあれこれ思い巡らします。

 人が「何度もじっくり考える」のは、その問題について考え続けていれば、やがて解決策が見つかり、不安もおさまり、あれこれ考えなくて済むと思うからです。でも、「何度もじっくり考える」ことにそんな効果はありません。

 じっくり考えれば考えるほど、自分の中の不安感に気づき、そのことばかりを意識するようになります。前向きな考え方や別の選択肢があることに気づかず、積極的な行動をとろうとも報酬を得ようともしなくなります。「何度もじっくり考える」人は、たいてい、すべてを説明する単純な答えを求めており、複雑な感情には耐えられません。しかし、完璧ではないという理由で、解決に結びつきそうな方法も受け入れず、自分が完璧だと解決策が見つかるまで(そんは日は来ません)、ひたすら考え続けます。何か受け入れ難い事実が一片でもあると考え続けます。

 心配性の人は、自分で思う「完璧基準」を持っています。他から見れば、それは、完璧でもなんでもないのですが、本人はそれ以外は受け入れません。そして、「私は、こういうのは許せない」「僕は、こういうのは嫌いなんです」と言って、他を困らせます。

 ♪Que sera, sera What will be, will be♪ (ケ・セラ・セラ~、なるようになるさ~)

 Take it easy!←超いいかげんなアメリカ人はこの言葉が好きですね(笑)。
 

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このページは、宝徳 健が2012年3月10日 08:24に書いたブログ記事です。

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