どの本よりわかりやすい源氏物語 超初級篇

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 末摘花の続きです。
 光源氏は正月になって宮中の御用が忙しかったこともあって、しばらくしてまた、末摘花に会いに行きました。光源氏が贈った衣装を着た末摘花は多少は女らしくなりましたが、朝起きて顔を見ると、やはり象のような長い鼻(先が赤い)です。

なつかしき 色ともなしに 何にこの 末摘花を 袖にふれけむ

 「好ましい女でもないのに、どうしてあの鼻の赤い姫に手をふれてしまったのだろうか」

 二条の院に戻った源氏は、紫の姫を相手に末摘花の絵を描いたり、自分の鼻の先に紅をつけてみたりして遊びました。

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このページは、宝徳 健が2012年10月 5日 08:02に書いたブログ記事です。

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