メディアと官僚と政治家に騙されない経済学

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 今年の初め、メディアが、ひどい報道をしたのを覚えていらっしゃいますか?
 2012年1月に財務省が2011年の貿易統計速報ベースを発表しました。輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支が1兆4927億円の赤字となりました。年間の貿易赤字は第二次石油危機後の昭和五十五年(1兆6192億円)以来。赤字幅はそれに次ぐ過去二番目の大きさです。

 その時に、メディアが嘘をついて国民を騙しました。「貿易立国の日本は、こんなことになってしまったらもう駄目だ」と。私は即座にこのブログで抗議をしました。

 特に朝日新聞とNHK9時からのキャスター大越健介がひどかった。朝日新聞と大越健介が言っていることの逆が真実だと思ってい下さい。ほとんどの場合がそうです。彼らはとにかく原発を稼働させたくない。オスプレイを導入したくない。安倍晋三を総理にしたくない。支那と朝鮮を擁護したい。日本を破壊したい。その思い込みがひどすぎます。このどの項目を見ても、支那が喜びそうなものばかりです。

 私が小学生の頃、「日本は他の国から原料を輸入してそれを加工して輸出して成り立っている加工貿易の国」と習いました。でも、今は違います。何十年前のこといっとんねん。

 朝日新聞と大越健介はこの時も「貿易立国日本にとって今後の在り方を模索することが大切である」とのたまいました。

 日本のGDPは約480兆円~490兆円です。その中で輸出が占める割合はわずか11%です。今の日本は、輸出依存国ではなく、完全な内需依存型経済なのです。

 だから、デフレ期に法人税減税などしてはいけないのです。今の日本の経済は、安倍さんが言う通り、デフレ克服が最大の課題です。内需依存型経済の内需が傷んでいては経済が回復するはずがないことは、ほんの少し説明すれば小学生でもわかります。

 「でも、11%もあるじゃないか」ですって? ふ~。

 ドイツは33%です。南朝鮮はいくらか知っていますか? 97%です。

 つまり、経済のほとんどを輸出に頼っていることになります。外資が稼げるって?ふ~。

 サムスンやLGばかりが稼いでいるだけです。そして、配当を持って行くのはアングロサクソン。部品代を払うのは日本にです。国民はなんの利益も享受していません。それどころか、ウォン安になるので、物価が高くなります。

 2011年は、東日本大震災などの影響があったからです。「メディアに騙されない経済学」の大切さがお分かりいただけましたか? 次回、もう少し踏み込んで解説しましょう。

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このページは、宝徳 健が2012年11月27日 15:46に書いたブログ記事です。

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