メディアと官僚と政治家に騙されない経済学

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 石原慎太郎氏の発言には賛否両論あります。でも、いくつかは真実を語っています。
 
 憲法破棄などもそうです。
 今の日本国憲法は、占領軍の強い意志で作られました。完全にハーグ条約違反です。だから、無効です。このことは、今月号から弊社月刊誌士魂商才で連載する「プリンシプル」で述べます。

 それともうひとつ。国家のバランスシートを作れと石原氏は言います。これも正解です。でも、バランスシートを作ると、国家が潰れると言えなくなります。

 負債があれば資産があるのは当たり前です。資産がなくて負債だけなら破綻です。では、日本の国はどうなのでしょうか?

 平成24年3月末で政府の資産は488兆円です。特例国債(赤字国債)を上回る資産があります。企業でいうと返済能力があるということです。

 ムーディーズという外国の格付け金があります。ムーディーズは1000兆円の借金を抱えている日本をリスキーな国として2012年8月に、日本国債の格付けを引き下げました。野田はこのことから消費税増税に躍起になりました。財務省にも騙されています。「財政破たんするから増税やむなし」と。

 財務省のHPを見てください。逆に「日本はデフォルトしない」とちゃんと書いてあります。
 以下のように。

一、日本は経常黒字国である。
二、日本は巨額の対外純資産を持っている。
三、日本は巨額の外貨準備高を持っている。
四、発行する国債を自国民で95%消化している。
五、日本国債は円建て債券である。

 はあっ?と思うでしょう。国内で言っているのとまったく違います。こういうのを日本語で二枚舌と言います。財務省は、財政を意のままにしたいため、死んでもバランスシートを作りません。こんな官僚にみんな騙されています。

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このページは、宝徳 健が2012年12月23日 04:40に書いたブログ記事です。

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