再 未来日本昔話

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 2009年12月24日掲載分です。
 この未来日本昔話は、親子で読んでくださっている方もいらっしゃるみたいです。ありがたいことです。感謝申し上げます。

  国家予算が固まりつつありますね。長妻大臣の発言も軽々しいし、あの文部科学省の高校の無償化ってなんだい。高校は義務教育かい? 頭、まっ茶っ茶で、電 車の中で、化粧しまくって、すっぴんが、どの顔か分からなくなった、見るにも堪えない女子高生や、ものを食ってはポイポイゴミを捨て、天下の王道を我が物 顔で歩いている、およそ、頭の中がからっぽな男子高校生などの高校の費用に、何で私たちが死ぬ思いで働いた税金を使わなくてはならないか。バラマキで、経済が回復するとでも思っているのか? 

 あの税制改正はなんだいったい? 政治とは税であるって、鳩山でしたっけ?菅でしたっけ?言ったのは?  言うわりには、あの税制では、以前申し上げた経済の予見可能性は見えません。今日本に大切なのは、捻出した財源を、重点成長分野に投資し、国家の構造改善 と成長を引き出すことです。給料が減っている家計で、子供たちにたくさんお小遣いを上げますか? その前に、両親は、なんとか稼ぐ方法を考えますよね?  その稼ぐ方法がまったくありません。

 アメリカも遂に堪忍袋の緒が切れました。それでも鳩山も岡田もわかっていない。未来日本昔話が本当の話になりませんように。

 そういえば今日はクリスマスイブですね。こうやってちゃんと外国の文化を受け入れ育てる日本人は、世界平和を唱えることができる数少ない民族です。イスラム教徒はクリスマスやらないからね。

 では、引き続き、おばあちゃんとまさる君の会話です。今日も、人権擁護法です。昨日は、私が捕まって、顔をボコボコにされる話でした。
「おばあちゃん、今日も、おばあちゃんのところに遊びに来たよ」
「ああ、ああ、いらっしゃい。毎日、楽しみにしているよ。そうだ、まさる。さっき、焼き芋屋さんが来たから買っておいたよ。一緒に食べながら話をしようね」
「わーい、おばあちゃん、ありがとう。ふーふー。おいしいね」
「(おばあちゃん、うれしそうに目を細めて) まさる、今日は、人権擁護法が成立した経緯に左翼がどのようにかかわっていたかだね」
「ふーふー モグモグ うん」

「人権擁護法のそもそもの旗振り役は自民党の野中という男なんだよ。それに、二階や古賀、青木、山崎拓などの大物も加わっていたんだ。でも、安倍晋三、中川昭 一、平沼赳夫などの実力を持った保守派が、危険だと言うことで、その法案をつぶしていったんだよ。まだ、民主党政権になる前の話なんだけどね」
「そっか、民主党の前は自民党だったね」
「で もね、安倍さんが総理大臣になったとき、ものすごい左翼の裏の力で、国民やマスコミのみか、与党である自民党まで操られ、政権崩壊に導かれたのね。安倍総理は、マスコミではひどいバッシングだったの。この人の政権が続いていて、国民がしっかりと勉強をしていれば、日本はつぶれなかっただろうね。中川さん も、マスコミによって殺されてしまったようなものなんだよ。そういう人たちが表舞台から姿を消してから、この法律が通ってしまったんだ」

「おばあちゃん、この法律がなぜダメだったっていうことは分かったので、なんで、そんな素晴らしい総理大臣を国民は放っておいたのかを教えてくれる?」
「長くなるので、明日もこの話をしよう。これを理解するには、まず、小泉―安倍―福田と続いた総理大臣のことを話す必要があるんだ」

「小泉総理大臣って知っているよ。ライオンみたいな頭をした人でしょ?」
「そ うよ。小泉構造改革で、日本の経済は軽くなったんだけど、様々なひずみが起きてね。それを戦後行ってきたけど、もう古くなった考え方や制度を変えることに よって是正し、日本を戦略的に再生しようとしたのが、安倍政権だったの。でも、そうすると自分たちが損をする左翼勢力に国民もマスコミも与野党も乗せられ て、安部政権を引きずり落としてしまったの。そこに登場したのが、なんとまあ、自民党でありながら左翼そのものの福田政権だったの」
「ふ~ん」

「ま ずは、小泉政権からね。この小泉さんはたくみに国民を味方につけて、マスコミや左翼勢力を黙らせるという手腕に長けていた人なの。政治には『知』と『勇』 が必要なんだけど、小泉さんは、『勇』がすごくてね。自分に足りない『知』は、自分の側近達に任せたの。竹中平蔵なんていう人もその一人だね。だから、内閣の人事は誰にも口を挟ませなかったの」

「安倍総理大臣は?」
「この人は逆に『知』に優れていてね。戦後初めてじゃないかしら、 戦略性を持った総理大臣という人は。でも、『知』『勇』が両方ぬきんでている人ってそうそういるわけじゃないよね。安倍総理大臣というよりも、安倍政権 は、安倍総理大臣の『知』を身を盾にして守る『勇』を持った側近がいなかったの。そこにつけこんだのが左翼なの」
「政治って、人柄のいい人とか、頭のいい人だけじゃだめなんだね」
「そ うだよ。この世の中で一番恐ろしいのは人間だよ。それも、面と向かって正々堂々として向かってくる人はいいだけど、裏に回ってネチネチやる左翼の人間って たまらないのよ。中国なんかまさにそうでしょ? それを突き破れる『知』と『勇』が必要なの。 そして、何よりも国民が正しいことを勉強し、その『知』と 『勇』をバックアップすることなのね」

「まさに、福沢諭吉が言う『一身独立して、一国独立す』『国を支えて、国を頼らず』だね」
「そ うだよ。だから、明治国家はあんなに弱い国だったのに、国家として成立したんだよ。安倍政権はね。その後の日本のために必要な、防衛庁の省への昇格、教育 基本法等の改正、国民投票法の成立などを定めたの。これは、すごい功績なんだけど、多くの国民が評価しなかった。マスコミの世論誘導でね。それと、外交で も、インドとの戦略互恵関係を結ぼうと意図するなど、外交の基本である遠交近攻なども確立しようとしていたの。でも・・・」
「そんな内閣がなぜつぶれたの」
「ごめんなさい、今日は長くなったね。明日、左翼とは如何に危険かを話すね」
「うん。日本はもったいないことをしたね。おばあちゃん、ありがとう。焼き芋もありがとう。おいしかった。全部食べちゃった」
「(またまた目を細めて) おやおやたくさん食べたね。明日も何か買っておくね」
「うん、じゃあ、遊びに行ってくるね~」

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このページは、宝徳 健が2013年4月17日 05:01に書いたブログ記事です。

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