蚕起食桑 2

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 七十二候 小満 初候 蚕起食桑(かいこおきてくわをくらう)です。

 蚕が桑を盛んに食べ始めるころです。

 この頃の和歌に次のようなものがあります。

から衣 きつつなれにし つましあれば はるばる來ぬる たびをしぞ思ふ(在原業平)
 さて、「いずれがあやめかかきつばた」という言葉があります。見分けがつけがたい似ている二人の美しさを言い表す言葉です。

 あやめもかきつばたもどちらもアヤメ科アヤメ属です。かきつばたは花菖蒲(昔のあやめ)と並ぶ五月の花です。紫色の花とすらりとした姿が美しい女性を連想させるのでしょう。


 男性より優秀な日本女性は、ひっそりしていた方がいいですね。

 在原業平の歌の各句の頭の文字を並べてみてください。「かきつばた」になりますね。なんという粋な歌でしょう。昔の日本人はすごい。私たちは退化してしまっているのですね。時代が進むにつれて退化していく民族。なんとかしたいものです。

それぞれの 七十二候を 観じながら 生きる民族 今とりもどす

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このページは、宝徳 健が2013年5月23日 06:52に書いたブログ記事です。

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