無難な理想論(五月二十一日の日誌)

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 「この世の偽善」という本があります。著者は二人。二人とも私の心の恋人です。曽野綾子さんと金美齢さんです。

 二人の対談形式なのですが、今の日本人をしかりつけています。これ、現代日本人の生きるバイブルですね。時々紹介します。

 最初の所で、二人が「無難な理想論」という言葉を使っていらっしゃいます。
 今年の元旦の産經新聞で、曽野綾子さんが「現在の日本人は、本質的に優秀な人びとなのに、見るも無残な幼児性に冒されている」と書かれています。

 幼児生徒は病的というほかなにもないもので、理由として「戦後の日本人を大きくダメにした日教組的教育が人間というものと現実を正視し把握しなかったのと、戦時中の日本人の生き方を鋭く批判したはずのマスコミは実は勇気がなく、無難な理想論に迎合して、そうでもないものに対して思想弾圧までしたところにある」とおっしゃっています。

 無難な理想論というのは、偽善がまかり通ることです。きれいごとで物事の本質を覆い隠して、人間というものの苦い現実を見せないようにしています。それが戦後日本の何もかもを幼くさせてしまいました。

 「これ以上偽善が跋扈したら、日本という國は滅びるのではないか」と金美齢さんがおっしゃっています。

 人の世は、一ついいことをしようと思うと、必ず関連して不都合と苦悩が出てきます。人生には、完全に善である存在もなければ、悪そのものという妃ともいません。その矛盾が分からないことが幼児性で、本来この矛盾に苦悩し、解決する方向性を考えて行く中で成長し大人の魂を醸成していきます。

 私も戦後人間です。なんとかまともなかつての日本人になりたいと毎日もがいています。このブログできついことを書くのも、すべて自分に言い聞かせています。ブログで文句を言っていることを自分もやってしまいそうだからです。

 葛藤がいい。不都合、不合理、鬱陶しさがいい。

 この、葛藤や不都合、不合理、鬱陶しさがなくなってしまったので、向上心が芽生えない國民になってしまいました。自分は何も努力しないのに、みんなに自分を考えてほしいと思うようになっています。

 職場でも「教えてください」「私には力がないので私に合わせてください」「私には経験がないので私を指導してください」「私はこんなことを望んでいるので気づいてください。私の望みをかなえてください」などなど、驚くべき現象が生じています。こういうのを「向下」と言います。教えてほしかったら、相手を動かす努力が必要です。ほんの少しの努力をするだけで「言ったけどやってくれない」なんていう言葉を発している様ではだめです。相手が教えたくなるほど努力する必要があります。

 レベルの高い人は、レベルの低い人に降りて来てはくれません。レベルの低い人間が、レベルの高い人間に苦しみながら近づいて行かなければ「私に合わせること」「指導してくれること」など、レベルの高い人がしてくれるわけがありません。気づいてほしい時も、望みをかなえてほしい時も同じです。

 また、すぐに「出来ません」「無理です」「私には難しい」と言います。そして不平不満を言い、出来ないことを自分以外の人や事の責任にします。

 「かわいそう」という言葉が横行します。「心のケア」という訳のわからない言葉がメディアに登場します。

 山中鹿之助が大河ドラマに登場するとのこと(違っていますか:笑)。

 「我に七難八苦を与えたまえ」という言葉を残します。

 戦場で、もうだめだというときに、鹿之助は自害することも考えますが、思い直し、

憂き事の なほこの上に 積れかし 限りある身の力 ためさん

という歌を詠んで、再度戦場に突撃していきます。

 これが日本男児です。大和魂です。

 古事記を読み、三大神勅を理解し、十七条憲法を読み、我が國を正しく理解する教育を改めて創造しなければ、我が國は、本当にダメになります。

 曽野綾子さんと金美齢さんに叱られてみませんか? 自分たちはまともな教育を受けてきたと大いなる誤解をしている日本人が沢山います。異常な教育内容をまともに受けた事にも気づかないで。

敷島の 大和の國に 生まれながら 國を壊して 気づかない人

【昨日の食事】 
 朝ごはん:喫茶店のモーニング
 昼ごはん:野菜たっぷりシチュー定食
 夜ごはん:回転ずしを買って家で食べた

 【平成二十五年個人方針】
 1.テーマ  陰を積む
  クライアントと仲間を陽に引き上げるために自らが陰を積む(易経の坤為地(こんいち)の心を知る)

 (理由)   自分の性格と行動は明らかに陽である。しかしながら、これまでの人生を検証すると、陽のみ、つまり易経の乾為天(けいいてん)の時は、必ず亢龍の時期を迎 えている。一方、陰陽うまく重ねあわされた時には、必ず人生における充実した期間を過ごしている。わが社の理念である「武士道」を実践・実現するために も、天命を果たすためにも、クライアントおよび仲間を陽に引き上げるためにも「陰」を徹底的に身に着けることが大切と判断した。本年は、陰の修業を行う。

2.実現すること
(1)年間定量目標の達成(事業・個人)
 (2)年間定性目標の達成
 (3)週間行動具体策の実行
(4)日間行動具体策の実行(ルーティン)

 3.行動目標
  実行するための必須テーマ 夜2時の就寝または朝4時(遅くても)の起床
  目標達成のために絶対に必要な「自分を見つめなおす時間」「クライアント・仲間のことを考える時間」「ルーティン実行の時間」を創造するために、翌朝の業 務開始が早いときは夜2時までこれらを実行し、翌朝の業務開始が通常以降の時は朝4時に起きる。そのために酒量を昨年の3分の1にする。

 4.具体的目標及び行動具体策
(1)年間目標
<事業定量目標>
 ①借入金の半分返済
 ②平成二十五年三月三十一日時点の未決事項「0」(三日前までに業務準備終了)
 ③ビジネスモデル50個以上作成  21個 残り30個
 ④新規提案100個以上 28個 残り72個
⑤売上目標(割愛) 詳細事業計画は1月末までに作成  3月末に作りました
⑥出版2冊

<個人定量目標:年間>
 ①3600回の感謝の気持ちを具現化する(手紙を3600通:士魂商才・年賀状を含む)429通/3,171通
②200冊以上の読書 86冊/114冊 読んだ本はこの日誌の一番下に紹介しています
③ブログ730通以上 376通/354通
 ④体重10キログラム減  83.5㎏(これがスタート)→81.0㎏
⑤寺子屋12回以上 4回
⑥和歌365首以上  148首/217首
 ⑦士魂商才12冊 4冊

<個人定性目標>
①大学・終戦の詔勅の完全暗唱
②易経六十四掛の内容理解
③一カ月に3日の休日

(2)週間目標
 ①先週検証・次週計画:
②息子に手紙を書く:
 ③先週業務(とくにクライアント)の検証と方針立案:

(3)日間目標(ルーティン):ごめんなさい。わからなくなってしまいました。来月からちゃんとつけます。
 ①私は毎朝、朝のおつとめをします(皇居遥拝、宗像大社遥拝、神拝礼)
②私は毎朝、三つの唱和をします(般若心経、教育勅語、大祓詞)
③私は毎朝、少しずつ新しい暗唱をします(今は大学と終戦の詔書を完璧に覚える)
④私は毎朝、三つの連携先について5分ずつ深く思考します 
⑤私は毎朝、一部分を順番に掃除します 
⑥私は毎日、新しいビジネスモデル構想を1つノートに書きだします(完成ではない)  
⑦私は毎日、未決管理表を詳細に読み込みます 
⑧私は毎日、全クライアントのことを3分以上考えます 
⑨私は毎日、5年間の夢、1年間の夢を3分以上眺めます
⑩私は毎日、10分以上次の事業づくりの勉強をします 


【行動規範:八戒】
 いつも最悪の事態を想定せよ そして、今日一日の最良の行動をとれ
自分のことばかりしゃべるな(ブログでは勘弁ね)
自分以外の人に強い興味を持て(ただし、必要以上に期待をかけるな、過去の出来事のこだわるな)
自分の馬鹿加減を常に思い出せ
人から受けた恩は忘れるな 人へ施した恩はすぐに忘れろ
小さな仕事こそ丁寧にやれ

<読んだ本>
 コ レキヨの恋文、超訳・易経、プリンシプル、月刊致知二月号、白洲次郎 占領を背負った男、歴史街道2月号、精神論抜きの電力入門、知の愉しみ 知の力、歴 史に学ぶリーダーシップ、親子のための仏教入門、孤愁(サウダーデ)、絢爛たる悪玉、南洲翁遺訓を読む わが西郷隆盛論、ひととき2月号、三国志 人間通 になるための極意書に学ぶ、四書五経入門、WEDGE3月号、WILL3月号、WILL2010年10月号、子々孫々に語り継ぎたい日本の歴史、東京裁判 を裁判する、昭和史、ジョージ・ブッシュが日本を救った、偉人リンカーンは奴隷好き、オバマ大統領は黒人か、サダム・フセインは偉かった、孫子 勝つため に何をすべきか、十八史略 上 安岡正篤、月間致知三月号、一個人 仏教美術入門、サライ二月号 必見の美術展全ガイド、易と人生哲学、歴史通3月号、取 り戻せ、日本を。、皇室入門、できる人の生き方に学ぶ ヒルティ、ひととき三月号、一個人 イタリア・ルネサンス絵画入門、この世に恋して、新しい国へ、 WiLL4月号、十八史略 下、日本興国論、新天皇論、経済の自虐主義を排す、月間致知四月号、愛と死をみつて、いのちの日記、ひらめき脳、読む年表、 WILL5月号、ひととき4月号、近代日本は日本がつくった、生命ある日に、正論5月号、統計学が最高の学問である、正論1月号、日本よカダフィ大佐に習 え、ジョージ・ブッシュが日本を救った、戦争の歴史中国と日本、日本人の忘れ物、サンデルよ正義を教えよう、白い人が仕掛けた黒い罠、正論12月号、歴史 通5月号、致知五月号、ウエッジ五月号、ひととき五月号、WILL6月号、サライ 、私訳 歎異抄、宋名臣言行禄、「悪知恵」のすすめ、ローマ法王に米を食べさせた男、昭和の三傑、幹部の器量 宋名臣言工録に学ぶ、私訳歎異抄、正論六月 号、致知六月号、ゲシュタルト療法、密教入門、法華経入門、中国・韓国に二度と謝らないための近現代史、この世の偽善

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このページは、宝徳 健が2013年5月22日 07:48に書いたブログ記事です。

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