閉塞成冬

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 今日から、七十二候 六十一候 大雪 初候 「閉塞成冬」です。「そらさむくふゆとなる」と読みます。天地の氣が塞がって冬となるという意味です。

 この頃の和歌が万葉集に在ります。

 沫雪(あわゆき)の ほどろほどろに 降り敷けば 平城(なら)の京(みやこ)し 思ほゆるかも
 (大伴旅人)

 沫雪の 庭に降りしき 寒き夜を 手枕まかず 一人かも寝む(大伴家持)
 最近は、主婦が縫物をしなくなりました。私の子供の頃は、服はすべて母の手縫いでした。なので、針供養をしなくなりましたね。

 十二月八日と二月八日は、「事八日」ちお呼ばれ、慎みをもって過ごす農耕の始まりと終わりの日をされていました。この日は、針仕事を休むべきという風習から、十二月八日、二月八日に針供養が行われていました。

 供養の方法は地域によって違いますが、折れた針を神社に納めたり、針を豆腐やこんにゃくなどの柔らかいものに刺したりしました。

 便利になりすぎるのもいかがなものなのでしょう。

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このページは、宝徳 健が2013年12月 7日 09:29に書いたブログ記事です。

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