神代木(皇紀弐千六百七十五年八月十六日 弐)

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 私は右腕に参つの數珠をつけてゐます。
 
 一つは東大寺で求めた「神代木」、一つはお客様のところで賈つた水晶の數珠、一つはいただいた飛彈高山の厄除け数珠(これは白檀なのでとても良い香りがします)。

 その中出、神代木が入つてゐた箱に解説がありましたので、ここに書き留めておきます。飛彈高山の解説も後日します。
神代木 木の宝石

神代木とは・・・

 長い間水中や地中にあって、なかば化石化した樹を意味します。私たちが想像もしない太古の昔より、河川の氾濫や地震などによる大地の損歿など、天地のもたらす異変により森や林を地中深く呑み込み、多くの巨木や幼木を埋もらせました。

 やがて近時代になり、河川工事や道路整備等により地中深く眠れた樹木が掘り出されるようになりました。殆どの木が腐敗や化石化した中、しっかりとした年輪を持つ樹木だけが大地と力を合せて「埋もれ木」すなわち「神代木」という貴重な産物と成り得たのです。

 天然木でありながら、長い歳月が独自の色彩を創り上げ、現代の如何なる塗装技術を駆使しても數千年の歳月が成し得た色彩の肌合いには遠く及ぶことはできません。また、通常傷つきやすい埋もれ木の中でこれだけ良質な木は捜しようがありません。この希少価値は、別名「木の宝石」と称されます。

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このページは、宝徳 健が2015年8月16日 11:00に書いたブログ記事です。

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