看護婦といふ職業の素晴らしさ 4(皇紀弍千六百七十五年十月十二日 參)

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 このシリーズは「醫療機關に物申す」の番外篇です。 

 朝、昼、夕食のバランスの話からでしたね。これは、目からウロコが落ちました。
 朝食前血糖値が髙いことはとても危險です。夜、寢てゐる間に、血糖値が上がつたり下がつたりすると、血管が傷つくからです。

 朝食前血糖値を抑えるためには、夕食を適當な量にすることと、夕食を遅く食べ過ぎないことが大切です。でも、夕食を抑え気味にすると、夜中に、最も危險な低血糖値になるおそれがあります(低血糖は、それまで積み重ねたすべての健康努力を無駄にする)。夕食から朝食までの時間(ものを食べない時間)が最も長いからです。なので、昼をしつかり食べて、昼食と夕食で次の日の朝まで、血糖値を維持することがとても大切なのです。朝食は、あと數時間したら昼食ですので、ほんのつまみ程度で。江戸時代まで、2食/日だつた合理性がわかります。血糖値のバランスをとつてゐたのですね。不足分はおやつで補う。なるほどね~。

 看護婦さんから、かういふ説明を受け、1ヶ月の献立を研究していくと、自分の退院後の食生活が明確にイメージされました(と同時に今までいかに危險な食生活をしていたかも:笑)。

 これは、「食生活はこうしてね」「カロリーに氣をつけてね」「かういふ食事にしてね」「遅くに食べないでね」といふよくある醫者の醫療とは違ひます。

 私は、經營コンサルタントです。今囘、この看護婦さんの私への接し方を學習して、大いに反省しました。「あ~、俺たちも、醫者みたいに、あれやれこれやれとか、この方法がいいとか、出来た出来ないとか、クライアントに言つてゐるよな~。俺たちに必要なのも、今囘、看護婦さんが、自分の生活習慣を變へてくれたやうに、クライアントの「仕事習慣」と「思考習慣」を變へることなんだな~
 
 どんなに良い提案をしても、相手の習慣が變化しないと、その提案は實現しません。つまり業績改善になりません。

 これは勉強になりました。

 多くの醫者は、相手の習慣まで變へやうとすることはしません。偉すぎるからかな~。つまり、治療は看護婦さんです。

※この話を、事務所同室の學生時代からの大親友YTJにしました。彼は、10院以上の醫療コンサルタントです。彼曰く「その病院がすごいんや。どこもそんな病院だけちゃうで~」

 確かにさうなのでせう。でも、いいんです。私自身が自分の軆を通して學んだことなのですから。醫療がどうのこうの言つてゐるのではありません。私自身が医療行爲を受けて學習したことを申し上げてゐます。

 次回は、心理學の言葉「強化子」の話をします。醫療行爲における強化子の必要性です。

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このページは、宝徳 健が2015年10月12日 06:57に書いたブログ記事です。

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