大和言葉 十三(皇紀弐千六百七十五年十月二十八日 參)

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 體調管理のための散歩に最近、よく行きます。秋なので、とてもそぞろ歩きがしやすいですね。我が國の秋は美しい。休みの日は10キロぐらい歩きます。私はほとんど家にいませんので、家の近くをこんなに歩くのは、子供が小さい時に一緒に散歩した時以來でせうか。「あっ、こんな店ができてゐる」「あっ、あの店なくなつてゐる」と・・・。歸つてそれをガミさんに云ふと「何年前の話をしてるの?」となじられます。まう口きかない。

 この前、そぞろ歩いてゐと、甲子園で一番おいしいたこ焼き屋さんが・・・。「ああ、なつかしいなあ」。
 粉ものは、今の私には厳禁です。こんな麺喰いが、退院して一度もラーメンもうどんも蕎麦も食べてゐません。お好み焼きなんてもつてのほか。モンジャ焼きなんて最惡です(笑)。
注:もう食べてもいいのですが、今は、數値の變化が樂しくて、敢へて食べてゐません。

 「ああ、喰いたい。たこ焼き食べたい」。私の、食べ物ランキングの第一位がたこ焼きです。

 ふらっと、誘はれるように、店に入つていきました。

「あれっ? 寳德さん? せやな! 寳德さんやな!!! ひつさぶりやんか~! 生きとつたんか~!けえへんから引つ越しでもしたんやないかと思とつたで~!!!」

「すんません。ずつと、忙しかつたのと、先月、心臓の手術してん。せやからたこ焼き食べられへんねん」
「えっ、なんやそれ、大丈夫か?そら大變やつたな~」
「そやけど、どうしても食べたくて店に入つてもうてん。少しだけ食べてみるわ。そやけど六個(最小販売單位)は食べられへんわ」
「そな、ひさしぶりやから食べて行き。お金はええから、三個食べり」
「あかん、あかん。ただやつたら、次に来られへん。ちやんとお金とつてや」

 かういふ會話がかはされ、私はたこ焼き三個を食べました(喰つてるやんか!!!)。お茶をごちさうになりました。

 おいしかつたな~。

 たこ焼きは、外がカリッとして、ハフハフ食べると中がグジュッとしていなければ「なりません」。それ以外はたこ焼きではない。

 關東のたこ焼きなんか食べられません。あれはメリケン粉の塊です。關西でも最近、外までフニャフニャのたこ焼きがたくさんあります。許せない。

 おつと大和言葉だつた。なにがそぞろ歩きでせうか(笑)。

 今日の大和言葉は、「うらうら」です。

 日差しが明るく穩やかな樣子を「うらうら」と云ひます。

 「午後の陽射しが、うらうら差し込んできます」

 心が落ち着いて隱やか、靜かな樣子と云ふ意味もあります。「隱やかな春の陽射しにうらうらします」と云ふ表現です。なんだか眠たくなりさうですね~。

 秋にもたまに暖かい、うらうらした日があります。そんな日はそぞろ歩いて、うらうらするのも良いですね。

うらうらした 陽射しを浴びて そぞろ歩き 氣持ちうらうら 心うらうら

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このページは、宝徳 健が2015年10月28日 07:21に書いたブログ記事です。

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