大和言葉 十五(皇紀弐千六百七十五年十月三十日 弐)

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 結婚式のシーズンですね~。おめでたい、おめでたい。けふは、そんなおめでたい場にぴつたりの言葉を紹介します。

言祝ぐ

です。
 「ことほぐ」と讀みます。

 「ことばで祝福する」 「喜びを言ふ」 「祝ひの言葉を述べる」 といふ意味で、「壽(寿)ぐ」 とも言ひ、これが變化したものが 「壽(寿)」 (ことぶき)です。

 「結婚」  「新年」 「長寿」 など、めでたいことを祝う時に使う大和言葉 です。「新年をこ言祝ぐ」「古希を言祝ぐ」「婚礼を言祝ぐ」「創立80周年を言祝ぐ」・・・・。

 「このご結婚を心から言祝がしていただきます」と使つてもよいですし、スピーチのネタにもなりますね。

 「言祝ぐ」 は、「言(こと)祝(ほ)く」 から生まれた語で、「祝く」 は、「よい結果が得られるやうに、祝福のことばを唱へる」 といふ意味です。

 我が國は、「言霊の幸ふ(さきはふ)國」です。良い言葉を使ふと、みんなが幸せになる言霊が私たち日本人には、宿つてゐます。こんなきれいな言語を創造した私たちの先輩は、いつたいいくつこの世の中に軌跡を殘したのでせう。

 神に誓はないと結婚できないどこかの宗敎とはえらい違いです(おつと、人のことはどうでもいい:笑)

壽は 言と祝くから 生まれ出で 喜び以て 皆とさきあふ

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このページは、宝徳 健が2015年10月30日 03:27に書いたブログ記事です。

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