心學 十參(皇紀弐千六百七十五年十一月參十日 參)

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 つづきです。子供たちに習ひ事を強制する、今の親達にも聞かせたい話です。
 夫を何の分別もなう、三味線さへひくと、面白い事に思ひ、五ツや六ツの勘辯(かんべん)のない女(をんな)の子に、大きな三味線をだかへさせ、仕かたがない故に、次の棹(さを)にのぼりついて、キイナ聲を出して唱(うた)うてゐるのを、よろこんでござる親達は、御氣の毒千萬(おきのどくせんばん)なものでござります。御油斷をされまするな。うろたへると、琴三味線で育つた子は、親を捨てて走つたり、駆け落ちしたりする事があるものじや。。すべてうはきらしい、華やかな事には、かならずひよんな事が出來まする。

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このページは、宝徳 健が2015年11月30日 07:44に書いたブログ記事です。

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