大和言葉 參十六(皇紀弐千六百七十五年十二月十五日 弐)

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 一年である時期になると就職協定記事のが、新聞を飾ります。

 あっ、さうだ。マタハラも最近、よく新聞記事になります。いじめといふのは避けなければなりませんが、いつも思ふのが「優秀な確保しておきたい人材なら、妊娠したからと云つて辞めろとはいはないだらうな~」です。これ以上のコメントは差し控えます。

 話を戻します。今は、ネットで學生が會社に申し込むやうです。
 私たちの頃は、リクルーターと云ふのがゐて、その大學の出身者が、出身校の學生と面接をし、良い學生だつたら、それを人事に情報としてあげていくシステムでした。就職協定の前に、企業も學生も動いてゐました。

 私もリクルーターをした經驗がありますが、一度だけびつくりしたことがあります。出身校の學生に、「出光興産は非上場(黨時)なんだよね」と云つたら、「非上場つて何ですか?」と聞き返されました。「こりゃあだめだ」と思い、×をつけて人事に報告し、それ以降は連絡を取りませんでした。すると「今後のスケジュールはどうなつてゐますか?」と學生から電話がありました。

 開いた口がふさがらないとはこのことです。

 さて、段階を經ると人事や役員面接になります。今は、面接指導なる有償の研修などがあるやうですが、笑つてしまひます。自分が出せなくなりますね。

 面接時にも大和言葉を使ふと印象がよくなるでせう。

 あなたは學生時代何をやりましたか?「〇〇といふ研究に『携はつて』ゐました」となると、「おっ、こいつやるな~」となるでせう。

 「携はる」は、互いに手を取り合つて連れ立つ、ある事柄に關係を持つ、從事するといふ意味です。

 言葉・・・・。きれいに使ひたいものです。

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このページは、宝徳 健が2015年12月15日 06:17に書いたブログ記事です。

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