Empress Shoken Fund(皇紀弍千六百七十六年四月十二日)

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 昨日、寒かったので、少し風邪を引いてしまひました。情のない身體。早く元に戻らないかなあ。午前中に治します。

 昨日は昭憲皇太后の御命日でした。明治天皇の皇后です。Empress Shoken Fundは、世界ではあまりにも有名です。昭憲皇太后基金です。でも、我が國で知つてゐる人が少ない・・・・。悲しい・・・。
 

 


 明治四十五年(1912年)に、昭憲皇太后が國際赤十字に十万円(現在の3億5千万円相當)を寄付されたことから始まつた國際協 力基金で、百四年の歴史を誇ります。創設百周年に合わせて2012年に我が國國内で實施した特別増額募金(平成二十四年年一月一日~平成二十五年四月十一日)に際し ては、天皇皇后両陛下からご下賜金を賜り、明治神宮と明治神宮崇敬會からも寄付がありました。また、多くの臣民からも募金が寄せられ、募金総額は約 2億円に達しました。


 その年3月31日時点での基金総額は約11億4,600万円(10,732,486スイスフラン)で、この基金から生じる利子を配分する仕組みです。大正10 年の第1回配分からその年までの同基金による配分額は、合計で約13億4,100万円(12,554,965スイスフラン)、これまでに配分を受けた國は 158の国と地域に上ります。


 以前は、このやうな基金はあつたのですが、いずれも運用難に陥り、現在、この昭憲皇太后基金が世界で唯一の存在です。世界と醫療の福祉に大きく貢献してゐます。


 格差、格差と左翼とメディアは騒ぎますが、では、貧乏人ばかりの國を作るのか。かつてサッチャーた云ひました。「金持ちを貧乏人にしても貧乏人は金持ちに慣れない」と。言ひ得て妙ですね(笑)。金持ちはいたはうがいい。特に我が國では。

 昔の我が國の金持ちは、書生を雇ひ人を育てました。女中などは無給ですが、年に何度かの里帰りや嫁に行くときなどは、ふんだんに支援しました。

 つまり、再配分の仕組みをくだらない官僚になどやつてもらふのではなく、民間がやつてゐたのです。江戸時代など、家來は、使ひをするたびにチップをもらつてゐたので、武士よりも金持ちだつたさうです。

 國は、防衛と經濟(特に金融政策)とインテリジェンスぐらいをやつてゐればいい。敎育なども、國立大學などは不要です。國立大學からウジャウジャ出て來る官僚が國を破壊してゐます。えっ?亂暴な意見ですって?

 皆さんの大好きな歐米でいふとハーバードもオックスフォードもケンブリッジもすべて私立です(慶應のやうなパブリックスクール)。官立の敎育は、義務敎育だけで十分です。さうすれば、あの權威主義の東大や京大の敎授などがいなくなり、どれだけ世の中が正しくなるでせうか。

 なぜ、武士を失くしたのでせうか。殘念です。

 皇室もかつては自ら資産運用を行いそして、かういふ富の配分をはつてゐました。

 相續税法?不要です。贈与税法?不要です。あるからおかしくなる。

 我が國に權利・義務の發想は不要なのです。

 せめてEmpress Shoken Fundぐらいは知つておきませう。

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このページは、宝徳 健が2016年4月12日 09:37に書いたブログ記事です。

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