金融情勢を讀む 4(皇紀弐千六百七十六年一月二十五日)

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 今、世界は我が國のお金をあてにしてゐるところまで解説しました。この分岐點となったのは、云ふまでもなく政權交代です。おおいなる批判はありましたが、アベノミクスによる金融緩和の効果は絶大でした。

 また、金融緩和だけではなく、アベノミクスは賃上げをしました。大企業優遇などといふいわれなき批判もありますが、失業率と賃金の關係など、經濟學のセオリーをきちんと踏んでいる施策です。失業率も自殺率も倒産件數も政権交代前に比べて大幅に減少しました。
 さらに思い切った投資現在です。

 支那經濟が減速するなかで、もし、今、民主黨政權(いや、自民黨でも、安倍さん以外の政權)であつたとしたらと考へたとき、ぞつとします。

 民主黨政權の支持母體である、労働組合も、今や安倍さまさまです。

 今後、人民元のSDR化(つまり、人民元の國祭標準化)の過程の中で、市場では人民元の賣りが強まります。支那經濟は壊滅の方向に動いて行きます。

 少し前まで、支那が米国債の世界一の保有國でした。なので、アメリカも支那にあまり強く云へませんでした。でも今は、支那が苦し紛れに売却した米国債を賈つてゐるのは日本銀行です。

 なので、この日銀の後押しもあり、先日の日支韓首脳會談で、安倍首相の歴史認識については議論しないといふ言い分を通すことができました。我が國の發言力が増大してゐるのです。

 經濟と外交と政治(本當は軍事も)は一體です。

 では、今囘のアメリカの利上げは何を意味するのでせうか? つづく

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このページは、宝徳 健が2016年1月25日 08:08に書いたブログ記事です。

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