一月の言葉 4(皇紀弐千六百七十六年一月二十五日 弍)

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 我が日本語は美しいですね~。この日本語が、我が國を美しくしました。世界的な大數學者の藤原正彦先生は、「祖國とは國語」といふ本で、英語なんかではなく、徹底的に日本語を學習後ろと書いてゐます。これほどの國際人がです。

 つづけてみていきませう。
雪礫(ゆきつぶて)
 すごい雪でしたね。子供たちは雪が降ると大喜びです。もう、あまり見られない光景となりましたが、よく雪合戰をしたものです。雪礫を作つて。
 雪を丸めてだんだん大きくしていくのが、「雪丸げ(ゆきまろげ)」。「雪まろばし」「雪ころがし」とも云ひます。
 そして、「雪達磨」ですね。雪は、私たちの心を子供に戻してくれます。
 そうだ、「雪兎」も作つたつけ。

探梅(たんばい)
 梅は、別名「春告草」です。和たちの祖先は、粋な名前をつけたものです。本當の日本語を使つてゐたので、心が豐かだつたのでせう。觀梅は、春の季語ですが、梅に關する冬の季語は、「探梅」です。どちらも梅を觀に行くことなのですが、探梅は、冬の日に咲いてゐるかどうかわからない早咲きの梅を求めて訪ね歩くことです。「春告草」なので、冬に春を探檢しに行くのですね。寒い寒い冬を樂しむ、我が日本の心意氣です。

「里山を探梅しました。もう咲いてゐました。春はもうすぐそこですね」なんて手紙に書いてみたいものです。

 ああ~、いいな~。日本語は美しい。

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このページは、宝徳 健が2016年1月25日 09:06に書いたブログ記事です。

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