ゼロ以下 ②(皇紀弍千六百七十六年四月二日)

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 我が國經濟の破綻を、なぜか知りませんが、確定事實のやうに云つてゐた人たちがたくさんゐました。でも、彼等の言つてゐたことが、マイナス金利ですべて崩れ去ります。なぜなら、天文學的に積み上がつた國債に對して、政府は金利を払うどころか、金利をもらふやうになるのですから。

 あれっ? 彼等はここで本を書くべきでは(笑)? ごめんなさいと。

 もちろん、既發債については、償還されるまで政府が金利を払う必要があります。しかし、今年の一月以降に發行される新發國債の金利はすでにマイナスです。借換えが進めば進むほど、どこかのタイミングで政府は國債から金利をもらへるやうになります。
 ならば、消費税を減税すればいいのです。その財源は?國債發行でもらえる金利です。すごいですよね。

 平成28年度に發行される國債の内、借換債(かりかえさい:満期償還される國債の一部を新しい金利で借り換へる國債)は、109.1兆圓(財務省發表)です。

 古い國債はマイナス金利導入以前、つまり金利がプラスの頃に發行された國債なので、政府は金利を払う必要があります。借換へによつて新たに發行される國債はマイナス金利なので、我が國政府はたくさんのお金を受け取ることが出來ます。つまり、政府の資金調達はゼロコスト以下なのです。

 アベノミクスが發表されたとき、野口悠紀夫をはじめとした、評論家やメディアは、我が國國債は暴落して金利が高騰すると云ひました。責任とれよ。

 えっ? 消費税減税など財務省が許さないって? 金利がない國債をなぜみんな賈ふのかつて?

 それが、今、我が國には、大きなチャンスが生まれてゐるのです。つづく

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このページは、宝徳 健が2016年4月 2日 09:03に書いたブログ記事です。

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