兵馬の權(皇紀弍千六百七十五年二月十五日 弍)

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 みなさんに質問です。もし、共産黨が政權をとつたとします。當然、議院内閣制ですから、総理大臣は共産主義者です。これまた當然、自衞隊の最高指揮官になります。

 あなたが自衞官なら、この指揮官の命令に從へますか(つまり、この指揮官のために死ねますか)?
 あのイクメン不倫代議士でも、(もう辞職はしましたが)國會議員であれば、総理大臣になる可能性があるのです。山本太郎も。はつきり申し上げて、ほとんどの政治家よりも、自衛隊幹部のはうが、見識、敎養・・・何をとても優れてゐるのです。でも、今の、憲法という名前に文章でしかない 邪敎 日本國憲法は、自衞官に、そのくだらない人間のために死ねと言つてゐます。

 現実に、菅直人はさうでしたよね?

 憲法とは、総理大臣が菅直人でも、危機の際に機能するものでなくてはなりません。

 安全保障法制の國會議論の際、「徴兵制」が出てきました。高度化された現代の武器は、徴用された兵士などに使いこなせるものではありませんから、この議論は無駄です。でも、自國が危機に陥れば、自衞隊員だけではなく、私なら喜んで愛する人、愛する國家のために命を捧げます。

 なのに、自分だけは危機が起きても、逃げようとする悲しい國民がたくさんゐました。

 かつてある人に「もし、外國の軍隊が攻めてきて、天皇陛下を捕まえた。國民の中で、代わりに死ぬといふ人間がゐれば、天皇陛下は助ける、とその軍隊が言つたら、自分は一番に手を擧げる」といふと、「頭がおかしいのではないか」といふやうなことを云はれました。どつちの頭がおかしいのやら。これが敗戰後の我が國です。情けない。

 憲法とは危機管理と申し上げました。そして最大の危機管理は天皇陛下なのです。愚かなる國民から選ばれた愚かなる國會議員が何囘も代わり、総理大臣になっていきます。そんな情けない人間に自衞官に命を捧げろと、私はとてもではありませんが云ふことができません。軍だけは安定的に精神を高めておく必要があります。

 神武天皇以來、兵馬の權は、天皇陛下が握つてきました。軍とは(特に我が國において)、國體を護るものです。國民の財産等を護るのは警察や消防の仕事です。

 本年は、神武天皇崩御二千六百年です。少し考へてみませんか?

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このページは、宝徳 健が2016年2月15日 00:54に書いたブログ記事です。

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