愛嬌(皇紀弍千六百七十六年四月三十日)

| コメント(0) | トラックバック(0)
 時々、寺で柏でを打つ人がゐますが、びつくりしますね(笑)。あと、神社での御手水の時、柄杓を口につける人がいます。飲む人も。うがいする人も。禮儀作法はきちんと覺へたいものですね。

 御手水は、まず、右手に柄杓をとり、左手、右手、左手の順に水をかけます。最後の左手の時、少し水を左手に殘して輕く口につけます。そして、柄杓を縦にして柄杓に殘つた水で柄の部分を洗ふやうにします。決して柄杓を口につけてはいけません。

 おつと、本題に。佛敎用語で普段なにげなく使はれてゐる言葉を紹介してゐます。

 今日は「愛嬌(あいきょう)」です。
 柏手を打つのではなく、お寺にお參りして、佛さまと手をあはせて向ひあうと、自然と心が落ち着きます。あれ、不思議ですよね。

 この佛さまの優しく柔和な慈愛にあふれたお姿を「愛し敬うお姿」として「愛敬相(あいぎょうそう)」と云ひます。「あいきょう」はこのことばから生れました。

 「敬」が「嬌」に置き換えられてゐますが。嬌は美しいといふ意味があります。

 外觀や性格が可愛らしく、魅力的なことを意味する言葉ですが、いつでもニコニコしてゐる人は素敵ですものね。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.soepark.jp/mot/mt/mt-tb.cgi/6290

コメントする

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 4.261

このブログ記事について

このページは、宝徳 健が2016年4月30日 06:15に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「世界史と古事記(皇紀弍千六百七十六年四月二十八日 弍)」です。

次のブログ記事は「世界史と古事記(皇紀弍千六百七十六年四月三十日 弍)」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。