五月の言葉(皇紀弍千六百七十六年五月七日 弍)

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 暦ではまう夏です。藤の花が終はり、桐の花へと移ります。桐の花を「花桐(はなぎり)」と云ひます。

 なんと桐の花は、蕾が九か月前から用意されるやうです。

 今の時期に咲く九か月前といへば、冬の寒さや、夏の暑さに耐えて咲く姿は人間に何かを敎へやうとしてゐるのでせうか。

 藤の花によく似てゐますが、藤が垂れ下がるのに比べ、桐は上へと延びます。

 「空を見上げるやうに、花桐が咲いてゐます。明るいあおぞらは、すつかり初夏の色ですね」なんて、手紙に書くと良いですね。

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このページは、宝徳 健が2016年5月 7日 12:19に書いたブログ記事です。

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