大和言葉 十二(皇紀弐千六百七十五年十月二十六日 弐)

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 住所録と年賀状の整理を始めました。讀み返してゐると、「ああ~、この方に手紙を書けばよかつた」と思ふことがしばしばです。

 縁とは大切ですね。六十億人いる世界の人の中で、たまたまその方と出逢つた。これは奇跡に近いことです。もつと縁を大切にしないと。

 今日の大和言葉は「たまさか」です。まさに、縁についての言葉です。
 偶然、たまたま、めつたにないこと、とてもまれなこと、です。

 私の場合は、「たまさか家に歸ることもあります」でせうか(笑)。

 それは冗談(?)として、

「たまさか、家に歸る道すがら知人と再會しました」

「たまさかめぐりあつた好機」

たまさかに 我が見し人を いかならむ よしをもちてか また一目見む

「偶然にも私が見た人を、どんなきつかけをつくつて、また一目見ることができるでせう。」

 万葉集 柿本人麻呂の歌です。

 戀をしたら、こんな歌を送るのもいいですね。まあ、もう、そんなチャンスもないだらうけど(笑)。

 今もし、若くて、好きな人に出逢つたら、筆で、和紙にこんな歌を書いてラブレターを送りたいですね~。

 老いらくの戀(笑)? それでは黄昏流星群です(笑笑笑)。

幾千萬の 時と所に 生きながら たまさか出逢ふ 縁に導かれ

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このページは、宝徳 健が2015年10月26日 08:32に書いたブログ記事です。

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