上品・下品(皇紀弐千六百七十六年六月一日 弐)

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 普段、何氣なく使つてゐる言葉が實は、佛敎用語だつたといふものを紹介しています。

 今日は、「上品・下品」です。佛敎用語では「じょうぼん・げぼん」と讀みます。
 何時の年だつたか、祖母と母の法要の時、お寺に「見眞大師」といふ言葉が掲げられてゐました。何の事だらう?と和尚さんに聞いてみました。すると、最澄の傳敎大師、空海の弘法大師と同じで、親鸞に與へられた大師の名前ださうです。

 すると、ちよつと意地惡な和尚さんが、私の隣に座つてゐた息子に「では、坊や、浄土眞宗の佛さまは何だい?」と尋ねました。彼がまだ幼稚園の頃でせうか。息子は即座に「阿弥陀如來」と答へました。はっはっは~。我が家の家族旅行は、いつもお寺か神社なのだ~。小さい時から敎へてゐます。もうこの頃、彼は、如來は見分けてゐました。

 「じょうぼん・げぼん」は、阿弥陀如來がゐる極樂淨土に往生するときに、その人の修行の優劣によつて、下品下生(げぼんげしょう:下の下)から上品上生(じょうぼんじょうしょう)(上の上)まで九つの段階があることに由來してゐます。

 あ~あ、俺なんか、下品下生だらうな~。

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このページは、宝徳 健が2016年6月 1日 09:33に書いたブログ記事です。

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