政體分離(政体分離)(皇紀弐千六百七十六年八月十日)

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 まさに天子樣です。大宇宙の自然原理と人間社會を結び付けていただけてゐるのが、天子様=天皇陛下です。天子樣は、我が國を統治する以前から何千年と云ふ悠久の時間の中で、この行いをされてゐます。つまり、祭祀です。

 あの、ぎりぎりの状況の中で、ぎりぎりのお言葉をお使ひになられながら、なんといふ崇高なメッセージを私たち臣民にお傳へになられたのでせうか。

 有識者會議なんかに任せてはいけません。有識者會議は、官僚たちが、自分の都合のよい人間ばかりを集めます。そして、權威を重視するために、愚かなる、東京大學の教授たちとその系譜を使ひます。

 天子樣は、「臣民よ議論せよ」と仰つてゐました。
 何を議論するのか。政體分離です。

 我が國は、もちろん國家としての政治課題はあります。それは議會制民主主義でやればいい。もうひとつ、世界に類をみない國體があります。何千年の悠久の時間をつないできた、人類の奇跡の國體です。それを、一緒にしてはいけないのです。今囘の、天子樣からの宿題は、政治課題ではないのです。それを、政治課題として処理しやうとしてはいけません。

 もともと、今囘の譲位問題をリークしたのは、NHKの左翼たちです。改憲が可能な議員數になつたことから、九条を改正させないために、この問題を先に出すと云ふ作戰なのでせう。それでも、天子樣が玉音放送で臣民に問ひかけるだけで、憲法改正容認が一氣に吹き出しました。すさまじいパワーですね。

 皇室典範は「政」ではありません。「體」です。敗戰前は、大日本帝国憲法が「政治」、皇室典範が「國體」でした(それでも大日本帝国憲法にはしつかりと國體が表現されてゐましたが)。
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 皇室典範を有識者會議や、政治家や官僚に議論させてはいけません。臣民レベルの問題です。天子樣と私たちの結びつきの問題です。

 今こそ、福澤諭吉先生の「日本皇室論」を讀んでください。そして、我が日本の國體を正確に學びませう。

 日本と云ふ奇跡を後世につなぐために。

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このページは、宝徳 健が2016年8月10日 12:24に書いたブログ記事です。

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