池波正太郎(皇紀弐千六百七十六年九月二十五日 參)

| コメント(0) | トラックバック(0)
 東の池波正太郎、西の織田作之助。

 両大家共、見事な小説を書くことで知られてゐますが、この表現は、二人のグルメぶりをあらはす言葉です。

 でも、大阪の人にこれを云ふと、「織田作之助つて誰?」と聞かれることが多いのです。「ほら、夫婦善哉の作者やん」といふと、「ああ~」と返事が返つてきます。

 丸萬本家の「魚すき」なんか最髙ですよ。本町にあります。織田作之助がこよなく愛した店です。
「丸萬本家 魚すき 写真」の画像検索結果


 池波正太郎と織田作之助の本を讀んでゐると、腹が減つてきます。だつて、うまいものばかり出て来るんですもの(笑)。

 池波先生の小説は大好きです。
 最初に讀んだのが、「真田太平記」です。そして、なんと云つてもファンなのが、「鬼平犯科帳」です。「男の作法」「剣客商売」・・・・。どれも本當に面白い。

 鬼平犯科帳に出て來る、軍鶏料理 五鐡は、人形町にある「玉ひで」がモデルです。ここにもよく行きました。昼の親子丼を食べに。絶品です。
元祖親子丼

 池波先生が、食を摂られた店には、東京に住んでゐる頃、散歩がてらによく行きました。「食べ物日記」「散策のとき何か食べたくなって」「江戸の味を食べたくなって」「むかしの味」「日曜日の万年筆」「食卓の情景」「私の歳月」「池波正太郎の食卓」など先生の作品を持ちながら。

 資生堂パーラーでビフカツレルなんかも食べたな~。
「資生堂パーラー ビーフカツレツ」の画像検索結果

「資生堂パーラー ビーフカツレツ」の画像検索結果

資生堂パーラーのビーフシチュー。食べたい。銀座に飛んでいきたい。

銀座煉瓦亭のオムライスなんか・・・。ああ・・・・。
煉瓦亭 -

 枚挙に暇がありません。

 おっと、そんなことを書かうと思つたのではありません。

 先日、ブログに書きましたが、出光の先輩で、今は、都留文科大學の教授をされてゐる、新保さんが産經新聞の正論に山中鹿之助を紹介されてゐました。

 久しぶりに讀まうかなあと思い、本棚をあさつてゐると、ありましたありました。

「英雄日本 小説山中鹿之助」。さすが、池波先生。輕快なタッチで一氣に讀めてしまひます。面白い。

「日本怪盗列伝」も讀みました。鬼平犯科帳の原點です。
「炎の武士」。いいですね~。
「塚原卜伝最後の旅」。たまりませんね~。

 あ~、面白い。本は樂しいな。 喰いもんなんかい、小説なんかい(笑)。失礼しました。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.soepark.jp/mot/mt/mt-tb.cgi/6499

コメントする

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 4.261

このブログ記事について

このページは、宝徳 健が2016年9月25日 05:52に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「十七条憲法(皇紀弐千六百七十六年九月二十五日 弍)」です。

次のブログ記事は「メリさんの家(皇紀弐千六百七十六年九月二十五日 四)」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。