十七条憲法(皇紀弐千六百七十六年十月八日 弐)

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 今日は、十条の本文だけ紹介します。解説は次囘。十条も素晴らしい文章です。
 十に日はく、こころいかり(忿)を絶ち、おもてのいかり(瞋)を棄てて、人の違ふことを怒らざれ。人みな心あり。心おのおの執るところあり。かれ是とすれば、われは非となす。われかならずしも聖にあらず。かれかならずしも愚にあらず。ともにこれ凡夫のみ。是非の理、詎(たれ)かよく定むべけんや。あいともに賢愚なること。鐶(みみがね)の端なきがごとし。ここをもってかの人は瞋(いか)るといへとも、かえつてわが失(あやまち)を恐れよ。われひとり得たりといへども、衆に從ひて同じく擧(おこな)へ。

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このページは、宝徳 健が2016年10月 8日 10:45に書いたブログ記事です。

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