十字軍(皇紀弐千六百七十六年十月九日)

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 キリスト教がローマ帝國に入り込み、あの素晴らしいローマ帝國が、獣の社會のやうに汚れきつてしまひました。聖書以外のなにものも研究をしてはいけないので、科學技術も失ひました。庶民は、字を知ることさへできません。もし、庶民が本を讀めたりしたら、魔女裁判にかけて殺されたのです。

 キリスト教徒異教徒の戰ひだけではありません。キリスト教内の他派とも殺し合ひます。「異教徒は殺さなくてはならない。異端児は殺さなくてはならない」が彼等の正義です。

 十字軍もさうでした。
 カトリック教會主義の人間に、「十字軍は侵略戰筝だ」などと云はうものなら、殺されてしまひます。彼らにとっては、あれは聖戰なのです。

 十字軍は1096年から始まります。日本では八幡太郎義家(源義家)が活躍してゐるころです。

 其の頃、歐州からみて東方を支配してゐたのは、セルジューク・トルコ朝です。

セルジューク朝の位置

 これがセルジューク・トルコ朝の最大版図です。すごいですね。

 ローマ教皇が「聖地エルサレムの奪還」を掲げて十字軍を宣言します。すると、現在の英・佛・獨あたりを中心にした國王や騎士たちがはせ参じました。

 お分かりいただけますよね? イスラム側からみれば、十字軍は一方的な侵略でしかないのです。

 十字軍は大規模な虐殺を數しれずやつてゐます。そして、常に景気づけで殺されるのがユダヤ人でした。

 世界の歴史と云ふのは、ほとんどが、キリスト教 それも カトリック教會主義が破壊してきました。支那人などかはいいものです。では、次囘も十字軍を中心にその非道をみていきませう。

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このページは、宝徳 健が2016年10月 9日 09:21に書いたブログ記事です。

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