山眠る(皇紀弐千六百七十六年十二月十四日 參)

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 季節の美しい日本語を時々紹介してゐます。今日は「山眠る」です。

 冬は「山眠る」、春は「山笑ふ」、夏は「山滴る(したたる)」、秋は「山粧(よそお)ふ」です。支那の漢籍にある表現です。

春山淡冶にして笑うふが如く
夏山蒼翠にして滴るが如く
秋山明浄にして粧うが如く
冬山惨淡として眠るが如く

 支那人といふのは、きれいな表現をするのですが、すぐに誰かがそれを汚します。もつたいない國ですね。せつかく表意文字の國なのに。
 支那人が創つた美しいものは、彼ら自身が汚してしまひましたが、安心してください。立派に日本で息づいてゐます。

 四書五經、漢字(これは今、日本人が創っている)、戰國策などの歴史書・・・・。彼らの歴史とは、人を陥れるものです。まあ、五千年前に終はつてゐる國ですが。今は、なんの文化創造もしてゐません。

 でも、讀み物としては面白いですよ。これだけ、理想を並べてひとつも實現しなかつた彼らを知るには(笑)。

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このページは、宝徳 健が2016年12月14日 06:00に書いたブログ記事です。

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