経営目的(皇紀弐千六百七十七年三月二日 三月一日の日誌)

| コメント(0) | トラックバック(0)
 会社には、目標や計画よりも上位に「経営目的」が必要です。それぞれの職場にも個人の仕事にも。

 目的を設定しないで目標は手段ばかりが先行する上司は嘆きます。「あいつらは俺の言うことを聞かない」。仕事は無味乾燥なものになり、部下からは不平不満が出てきます。

 目的は、ワクワクドキドキするものや、感動するものでなければなりません。

 会社だけではありません。軍事では、この目的がきちんと設定されてゐないと、兵は死んでしまいます。

 「かつて」の出光興産㈱の経営目的をご紹介しましょう。出光興産㈱第二の定款といはれるものです。

 古今東西最高の経営者 故出光佐三店主が、昭和十七年(1942年)七月に、社員を南方に派遣するときの「南方進出壮行の辞」です。

 長いので、數囘にわけます。
眞に働く姿を現わして國家社會に示唆を與へよ

使命
 過去三十年間體得したる不退転の信念と超越せる經驗を活かして、國家に奉公の誠をいたせ。


壮行の辞
 三十年の試練によって、吾人はいかなる時勢の變轉にも超越せる確固不動の人生觀を體得しえたのである。現下國家の急に奉公しうる唯一の道はこの貴重なる新年と經驗とを南の新天地に活用することである。

 過去の旧天地は因襲情弊錯綜して、眞に奉公の妙諦を發揮するの機を得なかつたのである。

 南の新天地は白紙である。いささかの因襲情弊なし。吾人はこの白紙において廣大複雑とされる難事業を簡單容易に総合統一し、もって眞の力を顕現せんとするものである。これ單に石油配給上の一些事と考ふべきにあらずして、よつてもつて國家社會に對する一大示唆となすべきである。しかも吾人のみに課せられたる大使命たるを自覺すべきである。

 白紙の新天地こそ天により賜はる人力示現の絶好の機會である。諸君は行つてこの一大使命を果たされよ。

 人の世の批判や一出光の立場ごとき、これを顧みるの要なきは論をまたず、ここに贅言を加ふるのみである。

「出光佐三 写真」の画像検索結果

<年間目標>
①読書220冊以上:40冊/残180冊
②手紙1200通以上:234通/966通
③ブログ730通以上:74通/656通
④經營學論・リーダーシップ論の確立(帝國陸軍三大統帥綱領、任務分析、心理學の統合)
※帝國陸軍三大統帥綱領(統帥綱領・統帥参考・統帥要務令)これはたまらなく素晴らしい。企業經營に活用しない手はありません。これに今まで培ったまつたく新しい組織開発のジャンルを今年一年で切り拓きます。それも、萬人が理解できるやうに、理論を前面に出さずに、いつの間にかそれが軆についてゐるやうな平易な内容で。

<目標>
(健康維持のための數値測定)
①體重 75㎏未満(現在77㎏中ほど、手術前84㎏(涙)) 
②毎朝の血圧測定
③朝・昼・晩の投藥
④毎日、5㎞以上あるくかもしくは2,000kcal以上の運動

<ルーティン目標>
①私毎朝、朝のおつとめをします。:×
☆朝のお勤め(般若心經唱和・教育勅語唱和・大祓詞唱和、皇居遥拝、宗像大社遥拝、3分瞑想、30分掃除)
②私は毎朝、手紙を1通以上書きます。:×
③私は毎朝、手帳の消込、メモファイルの整理及び檢證をします。:〇
④私は毎朝、クライアントコミュニケーションシートに記入します。:×
⑤私は毎朝、ブログを1通以上書きます。:×
⑥私は毎朝、和歌を一首以上詠みます。:〇
⑦私は毎晩、資金出金表に記入します。:〇
⑧私は毎晩、次の日の朝のクライアントコミュニケーション内容を決めます。:×
⑨私は毎朝、前の日までの年間目標進捗状況をチェックします。:〇
⑩私は毎晩、企業組織開発の原稿を5分以上書きます。:×

<期日目標>
①私は毎週土曜日に、その週の行動を消し込みます。
②私は毎週土曜日に、次の週の行動計画を作成します。
③私は毎月月末までに、士魂商才の研究内容をまとめます(發行については少しお待ちください)
④私は毎月25日までに、企業組織開発の研究内容をまとめます。
⑤私は毎月25日までに、クライアントファイルの整理をします。
⑥私は毎月25日までに、次月のクライアント訪問計画を作成します。
⑦私は毎月15日までに、次月の手帳をセットします。
⑧私は毎月月末までに、次月クライアントコンサル計画を作成します。
⑨私は毎月月末までに、年間目標進捗状況を檢證します。
⑩私は毎月月初の請求書に、手紙を同封します。:×

【行動規範:八戒】
一、いつも最悪の事態を想定せよ。
一、そして、今日一日の最良の行動をとれ。計画をせずその週・日を始めるな。
一、自分の事ばかりしゃべるな(ブログと士魂商才以外)
一、自分以外の人に強い興味を持て(ただし必要以上期待しない、過去の出來事にこだわらない)
一、自分の馬鹿さ加減を常に思い出せ
一、人から受けた恩は忘れるな
一、人へ施した恩はすぐに忘れろ
一、小さな仕事こそ丁寧にやれ

【2017讀破本】
1.ダ・ヴィンチ・コード上(ダン・ブラウン 角川文庫)、2.統帥綱領入門(大橋武夫 PHP出版)、3.ダ・ヴィンチ・コード中(ダン・ブラウン 角川文庫)、4.セブン-イレブンだけがなぜ勝ち残るのか(緒方智之・田口香世 日本経済出版社)、5.虎狼は空に(津本陽 文春文庫)、6.かわいそうな歴史の國の中国人(宮脇淳子 徳間書店)、7.世界一わかりやすい地政学の本(倉山満 ヒカルランド)、8.教科書で教えたい真実の中国近現代史(宮脇淳子 柏艪舎)、9.柳絮(井上祐美子 中公文庫)、10.日本人が誇るべき日本の近現代史(倉山満 ヒカルランド)、11.裏切りの世界史(清水けいはちろう 祥伝社黄金文庫)、12.クロネコヤマト人の育て方(水迫洋子 中経出版)、13.自衛隊式最強のリーダーシップ(石田英司 中経出版)、14.小説ヤマト運輸(高杉亮良 新潮文庫) 、15.国際法で読み解く世界史の真実(倉山満 PHP新書)、16.国のために死ねるか(伊藤祐靖 文春文庫)、17.大間違いのアメリカ合衆国(倉山満 KKベストセラーズ)。18.クロネコヤマトの「個を生かす」仕事術、19.桜色の魂(長田渚左 集英社)、20.銀行経営のパラダイムシフトと新成長戦略(富樫直記 きんざい)、21.虎狼は空に(津本陽 文春文庫)、22.通州事件 目撃者の証言(藤岡信勝 自由社ブックレット5)、23.日本人が教えたい新しい世界史(宮脇淳子 徳間書店)、24.コーランを知っていますか(阿刀田髙 新潮文庫)、25.ダ・ヴィンチコード 下(ダン・ブラウン 角川文庫)、26.指導者とは何か(李登輝 PHP文庫)、27.帝國憲法義解(伊藤博文)、28.立憲非立憲(佐々木惣一 講談社学術文庫)、29.暁の寺(三島由紀夫)、30.鍵(谷崎潤一郎)
31.作戦要務令 その企業的研究(大橋武夫 建帛社)、無印商品は仕組みが9割(松井忠三 角川書店)、32.同和と銀行(森功 講談社+α文庫)、33.バブル(永野健三 新潮社)、34.セブンイレブンの仕事術(岩本浩治 商業界)、35.住友銀行秘史(國重淳史 講談社)、36.石油の世紀 上(ダニエル・ヤーギン 日本放送出版協会)、37.石油の世紀 下(ダニエル・ヤーギン 日本放送出版協会)、38.人間尊重七十年(出光佐三 春秋社)、39.慟哭の通州(加藤康男 飛鳥出版)、40.昭和天皇実録1(東京書籍)

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.soepark.jp/mot/mt/mt-tb.cgi/6709

コメントする

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 4.261

このブログ記事について

このページは、宝徳 健が2017年3月 2日 13:33に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「75.5㎏(皇紀弐千六百七十七年二月二十八日)」です。

次のブログ記事は「草木萌動(皇紀弐千六百七十七年三月二日 弐)」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。