經營目的②(皇紀弐千六百七十七年三月四日 弐)

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 企業だけではなく、スポーツでも目的は欠かせない最重要項目です。軍事ではなおさらさうです。軍事では、「あの兵が言ふことを聞かなかつたから戰闘に負けた」といふ云ひ譯は通用しないのです。

 なでしこジャパンが、ワールドカップで優勝した時のチーム目的は以下の通りです。

 ワールドカップで自分たちのサッカーの価値を世界に示すことができたら、収入が増えて、もうアルバイトをしなくても、好きなサッカーに思う存分打ち込むことができる。

でした。

 では、目的のあとは、目標です。目標とは、ただの数字であつてはいけません。ワクワクドキドキする目的、または、實現したらたまらなく感動する目的を手中に入れるにはどの程度高い目標を達成する必要があるかです。なでしこジャパンは、「最低でもベスト4」「できれば優勝」でした。

 「かつて」の出光興産㈱の経営目的のつづきをみていきませう。あと數囘かかります。
 今日私が八日の日を選んだのは偶然のことで、私の時間の都合により選んだのでありますが、午前九時に明治神宮に到着いたしますと、ちょうと「大詔奉戴日」で多くの参拝者があり、また日時も七月養家くじで、七・八・九と末広がりになって、たいへん意義のあることと思い、諸君の前途に希望をもちました。

 それから帰って私室でたまたま机上の暦を繰ってみましたら、
「臣道実践、口より手足」
という一句が見当たりました。これは出光商会の主義そのものが書いてあるのでありまして、実に不思議に思い、諸君に対する絶好の餞(はなむけ)であります。

 今度の壮途は、国家のために役立って出光商会三十年の歴史が完成されるか否かの意義あることであります。また他方、世間に範を垂れることとなるかどうかという、二つの目的をもっているのであります。」
 

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このページは、宝徳 健が2017年3月 4日 07:05に書いたブログ記事です。

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