店長を呼んで來い(皇紀弐千六百七十七年五月十七日 參)

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 これを書いたら▲35です。テニス部日誌を書きたいのですが、次が小山君で、彼はなんと2ページ書いてゐます。時間があるときにしか書き移せません。しばしお待ちを。今日は、仕事がたくさんあるので、これで書き止めです。

 宇佐美の親父さん第四弾。

 宇佐美の親父さんには本當によくしていただきました。人間としてずいぶん鍛えられました。當時宇佐美はガソリンスタンドが200か所から300か所に急成長してゐる時期です。無理に増やしていったのではありません。力をつけると自然と事業は擴大するんだということを見せて、魅せていただきました。

 それだけ設備投資をしても、借入金額はまつたくかはりません。むしろ減つてゐきます。生産性が髙いからです。事業の天才です。

 その擴大の中で、新規出店する店(全国)によく連れていつてもらひました。樂しかつたな~。

 そんな出張のある日。
親「寳德、飯でも食ふか」

 出張がえりのことです。

私「はい。親父さん、何にします?」
親父「そうだなあ。ブタの生姜焼きにするか」
私「いいですね~。私もそれを食べます」

 生姜焼きが出てきました。親父の機嫌がいきなり惡くなりました。

私「親父さん、どうされました? 熱いうちに食べましょう」
親「・・・・・・」
私「どうしたんですか?」

 いきなり出ました。

親「ショーウィンドウと違ふ!!!!(怒)」

私「いいじゃないですか。そんな店ばかりじゃないですか。おいしそうですから早く食べましょう」

親「俺がいつそんな商賣の仕方をお前に教えた!!! 商賣はなあ、嘘をついたらいけないんだ。正直にやるんだ」

 親父さんらしいですが、困ったものです。として次の言葉。

親「寳德、店長を呼んで來い」

私「えっ?」
親「いいから早く呼んで來い」

 もう、こうなったら人の話など聞きません。仕方がないから、店長を呼んできました。そうしたら・・・

親「さつき、俺がお前に言ったことを、お前がこの人に話せ」

 かんべんしてくれよ。(笑)と(涙)。

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このページは、宝徳 健が2017年5月17日 09:50に書いたブログ記事です。

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