麦秋至(皇紀弐千六百七十七年五月三十日)

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 ふ~、すつかりブログをさぼつてしまひました。

 今日まで、七十二候 小満 次候 紅花榮です。「べにばなさかふ」と讀みます。あたり一面に紅花が咲く頃です。紅花は古代エジプト時代から染料として利用されてゐました。花びらの水に溶ける黄色の色素と、水に溶けない赤の色素から、紅色がつくられます。

 そして、明日から、小満 末候 麦秋至です。「むぎのときいたる」です。

 麦が熟し、たつぷりと金色の穂をつける頃です。百穀が成熟する、麦にとつての「秋」です。この時期に穂を揺らしながら吹き渡る風を麦嵐、また降る雨を麦雨と呼びます。
 月に數度、小濵に行きます。減反政策といふ、斎庭(ゆにわ)の稲穂の神勅も知らない愚かな官僚の政策で我が國の農業はむちゃくちゃになつてしまひました。

 小濵の元 「田」も 一部が麦になつてゐます。でも、またそれが美しい。

「麦畑 写真」の画像検索結果


 まさに黄金です。我が國はどうしてこんなに美しいのだらうか。

 夏なのに秋と表現できるかつての日本人のふところの深さ。見習ひたいですね。

七十二の 自然と生きた 祖先たち 夏であるのに 秋を樂しむ

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このページは、宝徳 健が2017年5月30日 02:44に書いたブログ記事です。

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