寒の内(皇紀弐千六百七十七年一月十三日)

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 この2~3日は、ディフェンスががたがたです。ルーティン壊滅(笑)。今日から立て直します。

 今は、二十四節氣(にじゅうしせっき)の小寒です。一月二十日からが大寒です。

 この小寒、大寒の期間を「寒」と呼びます。

 
 小寒の第一日目を「寒の入り」、寒の期間中を「寒の内」「寒中」、寒の時期が終はることを、「寒の明け」と呼びます。よく、「寒中お見舞い申し上げます」と手紙に書きますよね。

 一年で最も寒さの厳しい時期ですが、寒卵、寒鰤、寒蜆、寒海苔、寒餅など、昔からこの時期に得られたものや作られたものは、滋養がある、おいしい、品質がよいなどといはれ、行った稽古も身につく(寒げいこ)とされてきました。

 寒さといふ厳しさが、それぞれを鍛へてくれるのですね。

 寒卵:寒中に産んだ鶏の卵。産卵数が少なく,滋養があり,日もちがいいとされてゐます。

寒卵 割れば双子の 目出度さよ

手に取れば ほのとぬくしや 寒卵

ぬくめしに おとしてまどか 寒卵

 私は俳句はやりませんが、高浜虚子のこの3つの句には、なにかほのぼのしたものがあります。虚子は、よほど寒卵が好きだつたのですね(笑)。親友の子規がこの虚子の歌について虚子をからかつたいたのではないかと想像すると樂しくなります。

寒鰤:まう云はなくてもいいですね。ああ~、玄界灘の寒鰤が食べたい。

「寒鰤 写真」の画像検索結果

 寒蜆:なんか大きさが普通の3倍ぐらいあるさうです。

「寒蜆 写真」の画像検索結果

 とにかく寒い寒い時期ですが、それも樂しめるといふことですね。人生もかうでなくつちや。

人生も 寒の時期には つらけれど 陰の極みは 陽のはじまり

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このページは、宝徳 健が2017年1月13日 03:43に書いたブログ記事です。

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