教育に關する勅語 3(皇紀弐千六百七十七年五月一日 參)

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 私のことを右といふ人がゐます。驚きます(笑)。私はど眞ん中です。 右のあんな連中と一緒にしてほしくない。彼らは、「天皇、天皇」と騒いてゐますが、我が國の國體も何も知りません。それどころか、彼らの本質は共産主義です。そんなこともわからないで右と言ってほしくない(笑)。

 さて、悲しいかな、明治維新は、下級武士の反亂でした。伊藤博文にしても、山縣有朋にしても、井上馨にしても。

 

 山縣有朋などは、日本陸軍を指導したドイツの名參謀メッケルが「日本刀ほどすぐれた軍刀はない」と絶賛したにもかかわらず、上級武士への見せつけの為、日本刀を軍刀として採用しませんでした。メッケルはその後、日本刀を研究しゾーリゲンを生み出してゐます。

 仕事がなくなつた上級武士たちは多くがマスコミ界に転じました。下級武士の彼らがやる政治が、あまりにも稚拙すぎて、笑いながら、新聞紙上で彼らの政策を非難し、そればかりではなく、政策まで論じました。鹿鳴館などは嘲笑しました。

 そしてこともあらうに、支那の科挙を眞似た、髙等文官試驗(現 國家公務員上級職試驗)を導入してしまひました。我が國皇室は、支那の思想などを大量に我が國に導入しましたが、拷問、纏足、宦官、科擧など非人道的支那手法は一切導入しませんでした。そのひとつ科擧が姿を變へ、下級武士たちによって導入され、今の、官僚制度につながっています。結果といふと、この官僚たちが、先の大東亞戰爭で我が國をつぶしました。

 伊藤博文が、明治天皇の意見に反論する「教育議」というものを提出しました。

  主旨は、教育を根本から正さなければならないことは當然としても、それでは西洋列強に對峙するために取り入れてきた、この十年間の文明國になるための教育は一体どうなるのかといふものです。

 文部大臣の森有礼も同様の事を述べました。

 現代と本當によく似てゐます。我が國は、明治維新後、すんなりと日清・日露の戰爭に勝ち、近代化を進めてきたわけではありません。このような葛藤を先人たちが乗り越えてきたことを、私たち現代人は知る必要があります。そして、今をどうするかを國民レベルで眞剣に語り合うことが何よりも大切になっています。
 いきなり本文に入るより、内容の美しさを見ていきましょう。今回は、教育勅語の十二德です。

一、孝行:子は親に孝養を尽くしましょう

二、友愛:兄弟、姉妹は仲良くしましょう

三、夫婦ノ和:夫婦はいつも仲睦まじくしましょう

四、朋友ノ信:友達はお互い信じ合って付き合いましょう

五、謙遜:自分の言動を慎みましょう

六、博愛:広くすべての人に愛の手を差しのべましょう

七、修学習業:勉学に励み職業を身に付けましょう

八、知能啓発:知徳を養い才能を伸ばしましょう

九、徳器成就:人格の向上につとめましょう

十、公益世務:広く世の人々や社会の為になる仕事に励みましょう

十一、   遵法:法律や規則を守り社会の秩序に従いましょう

十二、   義勇:正しい勇気をもってお國の為に真心を尽くしましょう。


 これのいったいどこが軍国主義なのでしょうか?確かに不埒な日教組・民主党などの市民運動家は「孝行・友愛・夫婦ノ和・朋友の信」は不要だと教へます。自分の好きなことをやれ。友達よりも自分を大切にしろ。夫婦別姓制度で夫婦ノ和を壊せ。家族兄弟姉妹よりも自分の事が大切と教えます。笑つてしまひます。さらに、彼らは、博愛など笑いますし、修學習技・知能啓発・德器成就など無用と言ひます。公益世務など鼻でせせら笑ひます。法律を犯しても犯罪者の人権を主張します。國家は悪と定義します。

 世界各國が絶賛したこの教育勅語は、世界で唯一歴史が継続した我が國 日本、世界最古の我が國 日本の統治者(本来であれば)である天皇陛下しか表現できないものです。家族主義という民主主義よりもすぐれた人間集団の生き方、つまり、人間が生きる上で最も大切な十二項目と言っても過言ではないのです。

 その人間が生きるために最も大切な十二項目を不埒な日教組や暴力左派(市民運動家)は否定するのです。國がおかしくなるはずです。 つづく

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このページは、宝徳 健が2017年5月 1日 02:21に書いたブログ記事です。

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