どの本よりわかりやすい南総里見八犬伝 再22(皇紀弐千六百七十七年六月十日 弐)

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 この村雨丸といふ刀はとても重要な役割をしますので覺へておいてくださいね。室町時代は面白い。我が國が一番 活性化した時代ではないでせうか。その一時代の中を滝沢馬琴が書きました。時代背景がわかつてゐると、南総里見八犬伝は、さらに面白くなります。

 番作が銘刀村雨丸で腹をかき切りました。

 さあ、出てきます。最初の玉。孝!

 仁義禮智忠信孝悌!

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 信乃は声を出して泣きました。番作の返事を聞こうと再度訪れた糠助は、その泣き声を聞いて、何事かと中をのぞきます。血潮の海の中で父のなきがらにすがりついて、泣き伏せる信乃。

 糠助はそれをみて腰を抜かさんばかりになり、一目散に逃げ去りました。

 信乃は、あの嫌な伯母夫婦の世話になるのなら、いっそ、自分も父母の元にいこうと、父の手から離れ落ちている村雨丸を取り上げて、自分も腹を切ろうと考えました。

 信乃は村雨丸を手に取り、灯のもとでじっくりと眺めました。不思議な刀です。水で洗い流したように刃に血の一滴もついていません。

 「く~ん、く~ん」。信乃はその声に振り返りました。与四郎がまだ、息絶えてなかったのです。信乃は、苦しみながら死ぬよりも、いっそ楽にしてやろうと考え、刀を振り上げました。すると、与四郎はやや前足をつきたてて、首筋を伸ばし「ここを切れ」とばかりです。信乃は、刃を振り落としました。与四郎の首はばっさりと落ち、血潮がほとばしります。そのとき、飛び散った血潮の中に、カッとおいう音とともに、きらめき飛ぶものがあります。信乃が左手で受けてみると、一粒の白い玉、大きさは、大豆に二倍くらいです。紐通しの穴もついています。

 光にかざしてみると玉の仲に「孝」の文字が!!!!! 長かったですね~、一つ目の玉が出てくるまでが~。これが八犬伝です。このシリーズいつ終わるのかしら(心配)。

 伏姫の腹から飛び散った玉であり、信乃の母親手束が滝野川からの帰り道に、神女から授けられて、受け損じて犬のほとりにころがって、行方知れずになっていた玉なのです。

 さてさて、どのような展開になるやら。つづく。

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このページは、宝徳 健が2017年6月11日 04:33に書いたブログ記事です。

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