命の手紙 20(皇紀弐千六百七十七年五月十日 七)

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 今年九十歳になる父が、私たちに必死に何かを遺さうとしてゐます。繋いでいきます。

 父が朝鮮在住の時の友人、金享貞さんからの手紙のつづきです。太字は、親父のコメントです。
 こうして長い患いをしていると、羨ましいのは健康な人々の自由な行動です。私は歩行は不自由ではありませんが、左の手足の感覚が多少鈍っています。最初は言語障害も少しはありましたが、今は正常人と変わりありません。体重は5キロ減って69キロです。


「注記」何十年も日本語に接していないのに素晴らしい文章を書く。語彙も豊富だ。見習うべき。

 現代総合商事に勤めているせがれは、去年9月に結婚しましたが、3月末にニューヨーク支社に転勤になり4月16日に出国し3年間滞在することになっています。

 末子は2月に大学を卒業し砲兵少尉に任官・入営中で、いま家には大学3年在学中の次男と3人だけになります。 つづく

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このページは、宝徳 健が2017年5月10日 21:38に書いたブログ記事です。

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