超譯 統帥參考 6(皇紀弐千六百七十七年五月二十二日 六)

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 これを書けばあと▲24です。

 戰爭における勝利は、計画の巧みなるより、實施において意志強固なるものに歸す。
(クラウゼウィッツ)
 計画と實行の間には大きな隙がある。計画の立案者でも、これに當面すると不安を持つ。まわりにある物々しい大道具を取り去って、正體を見直す必要がある。

(孫子)
 兵は拙速(の成功)を聞くも、未だ巧(巧妙)まるも久しき(の成功)を見ず。兵は勝つを貴びて久しきを貴ばず。

(作戦要務令)
 戰闘においては百聞は簡單にして清廉なるもの、よく成功を期し得べし。運用の妙は人に存す。


 つまり、「凡案を非凡に實行する」ことが大切です。まさに、大東亞戰爭の大日本帝國陸海軍です。世界最強でした。大本營がどんなくだらない作戰を立てても、兵の優秀さで實行してしまひます。

 戰爭では、極限状態に陥つた多數の將兵によって勝敗を爭はれま。決戦期における軍隊は「凡將に率いられる衆愚と化している」です。

 このような人間集團によつて實行せられる作戰計画はできるだけ單純にして、巧妙複雑成るを避けなければなりません。實行にあたつて、兵の眞理的負担となる作戰もダメです。

 「凡案を非凡に實行する」うん。これはマネジメントの目的になりえますね。

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このページは、宝徳 健が2017年5月22日 20:04に書いたブログ記事です。

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