敗戰屈辱日つれづれ(皇紀弐千六百七十七年八月十五日 參)

| コメント(0) | トラックバック(0)
 1995年、アメリカ政府は、戰時中から戰後にかけての、在米ソ連(ソヴィエト連邦)のスパイの交信記録を解讀した「ヴェノナ文書」を公開しました。当時のソ連の暗号は「ワン・タイム・パッド」と言って、一度きりしか使はない暗号だつたので、解読が不可能と云はれてゐました。それをアメリカが解讀したのです。日本でも出版されました(繰り返し紹介してきましたが)。

画像検索結果

 PHP出版社が出しました。さすがですね。でも、今、絶版です。古本市場でしか賈へません。5萬円~8萬円します。私も一冊持っています。賈つたときは、1萬5千円でした。それだけこの本の研究價値が髙まつてゐるのでせう。家寳です。

 今日は、ヴェノナのことではなく、これが近代史見直しの起爆剤になつたことをお傳へします。
 つまり、このヴェノナ文書によつて、アメリカにもフランスにもイギリスにもドイツにも、もちろん、日本にも、モスクワコミンテルン(スターリンが創った、国際共産党の世界ネットワーク)のスパイがうじゃうじゃいたことがわかりました。近衛文麿の側近など、コミンテルンのスパイだらけですし、ルーズベルトの側近、ハリー・ホワイトがハル・ノートを、ハル長官に見せる前に、ルーズベルトの承認を得て、ハルに發表せざるをえなくしてしまひました。ハリー・ホワイトは、コミンテルンのスパイです。このハル・ノートといふアメリカの最後通告がなければ、日本は戰爭をしなかつたでせう。

 アメリカの草の根保守リーダーであり、世界的に著名な評論家・作家のフィリス・シュラフリー女史は、「共産主義國家がアジアに誕生したのも、元はと云へば民主党のルーズベルト大統領がヤルタ會談でスターリンと秘密協定を結んだことに端を發してゐる。よつてルーズベルトの責任を追及することが、アメリカの對アジア外交を立て直す上で必要なのだ」と述べてゐま。そして、アメリカでは今、近現代史を見直さうといふ動きが静かに、しかし、力強く起きてゐます。

 このシュラフリー女史から絶大なる支援を受けて當選したのが、ドナルド・トランプ大統領です。

 こんな流れを知ってゐれば、トランプvsヒラリーの構図になつたとき、トランプが勝つことが必然であることは、かなりの確率で予測できたはずです。なのに、アメリカメディアに載せられた日本のメディア、はたまたそれに騙される、國民。もう少し勉強をしませう。トランプが勝つたときに、「そうだと思った」と言つたら「おかしなものを観る目」で見られました。何度も(笑)。


コミンテルンの謀略と日本の敗戦

 さすがPHP。よい本を出します。

 防衞費、いえ、軍事費と呼びます。五兆円。少なすぎます。世界で最も軍事力が密集してゐる我が國で、こんな金で國を護れるはずがありません。最低十五兆円、いえ、二十兆円は必要です。我が國は、予算が少ないから演習をすることが困難なのです。演習とは、それだけで戰爭抑止力になります。昭和十六年にソ連国境付近で、大日本帝國陸軍が、関東軍特別大演習をやりました。それを観たスターリンは、ビビりあがって、満州に近づくことができませんでした。

 ふ~、それなのに今は。日本の自衞官は、アメリカの音樂隊よりも、射撃訓練をしていないつて知つてゐますか? 軍事力を持つことが、戰爭を避ける道なんです。我が國が、なぜ、世界で唯一歴史が連續したくにか。常に、軍事大國だつたからです。なぜ? 國體を護るためです。

 そして、兵馬の權は常に、陛下が有してゐました。

 今日の産經新聞朝刊に横田早紀江さんの手記が。惠さんに宛てた。涙があふれてしかたがありません。




 


 めぐみちゃん、ごめんね。助けてあげられなくて。


 憲法と云ふ名の文章でしかない邪教 日本國憲法の平和主義とは、國民に「自分だけ幸せならそれでいいんだから。他人のことまで首を突っ込むな」といふ意味です。だから、十四歳の女の子が浚われても、助ける意志もなありません。こんなときに、幼稚園や獣医大學のことばなり論じてゐます。國民も愚かですね~。それがいいとか惡いとかに乗せられてしまつてゐます。

 國際社會からみれが、おかしいのは北朝鮮ではなく、日本です。國民が浚われても取り返す努力もしない。かたや國家を護るためなら核だつて保有する。後者の北朝鮮を指示している國たいても當然ですし、今、北朝鮮とは149か國が国交を樹立してゐます。この事實をとらへずに、おかしな國だと平和ボケした日本で、愚かなる國民が叫んでも、なんの効果もありません。

 もう頼むから「戰爭の記憶」と云はないでくれ。「敗戰の記憶」です。「終戦記念日」と云はないでくれ。英霊たちは、こんな國になるために貴重な命を捧げてくれたのではありません。

もうそろそろ目を覺ましませんか?國が潰れてから後悔しても遅いですよ

 新渡戸稲造の武士道を讀み返しませんか?


トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.soepark.jp/mot/mt/mt-tb.cgi/7067

コメントする

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 4.261

このブログ記事について

このページは、宝徳 健が2017年8月15日 08:18に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「終戰の詔(皇紀弐千六百七十七年八月十五日 弐)」です。

次のブログ記事は「命の手紙41(皇紀弐千六百七十七年八月十五日 四)」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。