命の手紙 38(皇紀弐千六百七十七年八月五日 參)

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 九十歳の親父が、必死になつて何かを殘さうとしてゐます。手紙が頻繁に來ます。

 つづきです。

 陸軍落下傘部隊の成功が書かれてゐます。世界で落下傘部隊の奇襲を成功させたのは我が國だけです。降りてくるときに撃たれるんです。たいてい。世界最強の帝國陸軍だけです。成功させたのは。と思っていたら帝國海軍陸戰隊も成功させてゐたのですね。これは知らなかった。

 空の神兵の歌は大好きです。

1 藍より蒼き 大空に大空に
  忽(たちま)ち開く 百千の
  真白き薔薇の 花模様
  見よ落下傘 空に降り
  見よ落下傘 空を征(ゆ)く
  見よ落下傘 空を征く


2 世紀の華よ 落下傘落下傘
  その純白に 赤き血を
  捧げて悔いぬ 奇襲隊
  この青空も 敵の空
  この山河(やまかわ)も敵の陣
  この山河も敵の陣


3 敵撃摧(げきさい)と 舞い降(くだ)る舞い降る
  まなじり高き つわものの
  いづくか見ゆる 幼顔(おさながお)
  ああ純白の 花負いて
  ああ青雲に 花負いて
  ああ青雲に 花負いて


4 讃(たた)えよ空の 神兵を神兵を
  肉弾粉と 砕くとも
  撃ちてし止まぬ 大和魂(だま)
  我が丈夫(ますらお)は 天降(あまくだ)る
  我が皇軍は 天降る
  我が皇軍は 天降る


 今なら、陸上自衛隊最強、習志野第一空挺團ですね。

「習志野第一空挺団 写真」の画像検索結果


(ここからが親父の手紙のつづき)
 陸軍落下傘部隊がインドネシアのパレンバンに降下のは有名で、今関裕二作曲の♪藍より青い大空に大空にたちまち開く百千のま白きバラの花模様見よ落下傘空を征く・・・、という歌があった。

 堀内豊秋(ほうしゅう)中佐が指揮する横須賀海軍特別陸戰隊の海軍落下傘部隊はその1か月前にジャワ(インドネシア)に降下しているが、新聞・ラジオの報道はなかった(国民は知らなかった)。ボクは海軍に入ってから海軍落下傘部隊の存在を知った。
「帝国海軍落下傘部隊 写真」の画像検索結果



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つづく

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このページは、宝徳 健が2017年8月 5日 15:09に書いたブログ記事です。

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