戰國策 再21(皇紀弐千六百七十七年八月十七日 參)

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 昨日からの続きです。范雎が秦の昭王に諫言します。王は「どうして私の落ち度だというのだ」と聞き返します。
  范雎は答えます。

「隣接の韓・魏を飛び越して、遠い強国の斉を攻めるには愚作であります。少々の兵力では、斉は破れません。かといって大軍を繰り出せば、本国が危う い。そこで、ご自分の兵はなるべく出さないで、韓・魏の兵を使おうとなさる。それでは、義にはずれています。

 また、同盟国が信頼できないのに、それを飛び越して斉を攻めるのは上策とは申せません。昔、斉が楚を攻めたとき、さんざん相手をけちらして、大い に領土拡張の勢いをみせながら、結局わずかの土地も確保できずに終わりました。いかに領土がほしくても、遠すぎて守りきれなかったからです。しかも、戦い で疲弊し、君臣の不和をまねいた斉は諸国に攻められて破れました。こうして斉王は恥を天下にさらしました。それというのも、遠国の楚を討つことに熱中し、 近隣の韓・魏をふとらせてしまったからです。まるで山賊に武器を貸し、盗人に食料を与えるようなものです」

 さあ、面白くなってきましたね。これは外交の基本です。明治日本はみごとにこれを行っていました。日英同盟です。遠くの国と交わり、近くの国を攻 める。日英同盟は、世界的な快挙でした。

 それを面白くなく思ふアメリカが日英同盟を破壊し、大東亜戦争へと日本を追ひやりました。昨日紹介した本をぜひお読みください。「大英帝国の親日家」。

 

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このページは、宝徳 健が2017年8月17日 04:39に書いたブログ記事です。

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