戰國策 再32(皇紀弐千六百七十七年九月二十七日 四)

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 「呂不韋の先物買い」の続きです。秦の始皇帝の父(荘襄王:この当時は子楚)が趙に人質となっているとき、呂不韋が子楚を担ぎ出そうとします。続 きです。
  呂不韋(りょふい)は、秦の国に行きました。まずは、孝文王という皇族の后の弟である陽泉君に説きました。

「あなたの罪はまことに重い。そのことをご存知ですか? 太子の食客はまだ誰も世に出ていないのに、あなたの食客はいずれも高い位についています。 御殿には珍珠宝玉がためこまれ、厩には駿馬が、高級には美女があふれています。いまや王は老齢であられる。もし、亡くなって太子が位につけば、あなたの身 は危険この上もありません。私にはうまい考え方があります。これさえ守れば、太山よりも安泰に末永く富貴が保たれ、殺される恐れなどなくなるのです が・・・。」

 陽泉君は。別室でその話を聞かせてほしい、と頼みました。さあ、どうなるでしょうか。

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このページは、宝徳 健が2017年9月27日 08:38に書いたブログ記事です。

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