源氏物語 68(皇紀弐千六百七十七年八月二十二日 六)

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 藤壺が苦しくなったのは光源氏に對する思ひがかなへられないからです。このあたりのことは源氏物語でご確認ください。現代人からすれば「なんだい」といふやうなことが書かれてゐます。

逢ふことの かたきを今日に かぎらずば いまいく世かを 嘆きつつ経ん

「逢ふことのむつかしさが今日だけに限らずずっとつづくなら私はいくつもの世を生き返って嘆き続け、あなたを慕ひます」といふ光源氏の和歌です。

ながき世の うらみを人に 残しても かつは心を あだと知らなむ

 藤壺の返歌です。

「何度も生き返って恨みをお残しになってもそれはとりもなおさずあなたの心に誠実さがないからとしってほしいわ」。

 う~、嚴しい。

 そんなこんながあって、藤壺は突然「出家します」と・・・・。

 周りのみんなは大騒ぎ。 つづく

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このページは、宝徳 健が2017年8月22日 08:32に書いたブログ記事です。

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