つれづれなるままに つづき(皇紀弐千六百七十七年9月二十六日 六)

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 彎岸戰爭のときは、フランス、ドイツ、ロシアは、リスクを冒してまでアメリカと對立する必要はありません(地政學上)。當時、あそこまで海軍と空軍を運べる國はアメリカしかありません(今も)。中東の地図を滅茶苦茶にしたのは英米です。英米は中東の國々から報復されても文句は言へません(このことは今囘は割愛します)。


  では、第一次世界大戰をみてください。バルカン半島と云ふのは、常に世界の火薬庫です。ヨーロッパだけではなく亞細亞にとつても(これも今囘は割愛)。

 中學か髙校か忘れましたが、第一次世界大戰が起きた原因が、「サラエボでオーストリアの皇太子が殺されたから」でした。我が國の嘘つき歴史教科書では、これしか教へません。みなさん、初めてこれを習つたとき「?」が一萬個ぐらい頭を飛び交ひませんでしたか? かういふ教へ方をするから、歴史が・・・、勉強が・・・・、嫌いになるのです。

 さて、ここで、詳しくこの内容を書いたら、それこそ皆さんを歴史嫌いにしさうですので、要點だけ。「政策」「同盟」「主義主張」が複雑に絡み合ってゐるのが當時の歐州です。なので、たとえば、健君と智之君が喧嘩をすると、健君の友達の和樹君が健君に加担して、智之君の友達の文雄君が智之君に加担して、和樹君と文雄君の直接對決まで始まってしまった。というようなことが、連鎖的に發展していつて世界大戰になつてしまつたのです。トルコ、欧州(含むバルカン)、ロシア西部あたりは狭いのです。特に狂人の集まりのバルカン半島の國々がかかはつてくるととんでもないことになります。

 さて、まうひとつ面白い要因を先に説明しておきませう。最近、ロシアとベラルーシが合同演習をしましたよね。ベラルーシは東歐州の親ロシア國です。ロシアとベラルーシに組まれたら、東歐州は完全にやられてしまひます。今、東歐諸国は戰々恐々です。ウクライナも事實上ロシアだからです。。
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 さて、倉山満氏に云はせると、ロシアは、2つのもめごとは絶對に同時にしないといふことです。この合同演習は何の意味があるでせうか?歐州に對しては、北朝鮮問題の壓力。地政學上で云へば、今、歐州近辺で何かが起こると、ロシアは北朝鮮問題に何もできなくなってしまひます。だから、この演習で西を牽制し、アメリカに對峙しようとしてゐます。ロシアにとっても北朝鮮をとられると大變なことになります。だからトランプは、歐州で何かもめ事を起こさせることが北朝鮮問内の解決の糸口となります。

 整理しませう。狂人=金正恩、ロシア=東アジアに対峙したいがウクライナ問題も抱へ、どうしても歐州で問題を起こしたくない。支那=覇権主義を望んでいるが、アメリカとは争いたくない。こちらに注力すると南沙諸島のバランスが崩れる。アメリカ=アジアの出入り口(日本と朝鮮半島)は絶對死守。が、ロシアと支那とはやりたくない。

 日本:一番情けない(國民が)。核議論もさせない敵基地攻撃能力の議論もさせない。ので、北朝鮮のチビファットマンにやられたい放題。世界から観れば、我が国より北朝鮮の方が正しいのです。自國のピンチに何もしない日本(学校の問題とかばかり)國民、13歳の女の子が浚われても助ける意志もない國民、欠陥憲法となんとかしやうともしない国民・・・。

 何がいいたいか。ミサイルの打ち合い? チキンレースです。もし、我が國にミサイルが落ちたら、アメリカは、日本を守るといふことではなく亜細亜の覇権を失ひます。

 金??? ミサイルを實際に打ち込んだら、彼の心臓はつぶれるでせう。

 トランプ? 核保有國3つとは争わないでせう。チキンレースです。やつてしまつたら、史上もつとも愚かな大統領になります(突発的なことが100%起きないとは言ひませんが。かつて、クリントンが、世界大戰をしようとして、フランスのシラク大統領と日本の髙村さんが必死に食い止めました。ボスニア=ヘルツゴビナのときです。これだけが怖い)。

 韓國? 語るに値しません。

 我が國にとつても北朝鮮にとつても、ベストシナリオは、北朝鮮が日米同盟に組み込まれることです。かつてセオドア・ルーズベルトが日本と役割り分担をし、朝鮮半島を日本に押し付けたやうに。

 「北朝鮮は日本にミサイルを撃ち込まないの?」とよく聞かれます。これほどアホな質問はありません。「北朝鮮にミサイルを撃ち込ませないために、私たちは何をすればいいか」です。主語は「自分」にしませう。前者の質問だとあのチビファットマンに我が國の生殺与奪の權利を奪はれてゐることになります。そろそろ目を覺ましませんか?

 チビファットマンが北朝鮮としては初めての最高指導者のメッセージを出したと、メディアが騒いでゐます。もう、聞くのも恥ずかしい不勉強さです。今囘、もしファットマンが声明を出さなかったら大變なことになつてゐました。トランプの外交上のカウンターパートナーはチビファットマンです。ですからあのメッセージは「なんとか許してもらえないかなあ」といふチキンレースです。あの發言を報道官なんかがやつてしまつたら大變です。まあ、北朝鮮は核保有國になるでせう。さあ、我が國はどうしますか? 憲法と云ふ名の文章でしかない 邪教 日本國憲法をまだ後生大事にしますか?

 これとは別にまだ書きたいことがあるので、午後書きます。

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このページは、宝徳 健が2017年9月26日 09:19に書いたブログ記事です。

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